講演情報
[P078C]貝殻等収着材と不溶化材の混合条件におけるフッ化物イオンの除去
○天摩 伊吹1[修士課程]、晴山 渉1 (1. 岩手大学)
キーワード:
フッ素、収着、フルオロアパタイト、貝殻、土壌汚染
無機のフッ素は、フッ酸として工業的に利用されているが、適切に処理されない場合、人為的な地下水・土壌汚染を引き起こす。さらに、フッ素は、蛍石等の鉱物にも存在する元素であり、自然由来の汚染土壌も国内で多数検出されている。また、自然由来のフッ素が存在する条件下においては、ヒ素等の汚染物質と共存する場合も多い。これまで筆者らは、廃棄物の貝殻等を利用したF-の収着除去について研究を行ってきた。これまでの研究により、リン酸処理を施した貝殻等収着材とF-が反応し、化学的に安定なフルオロアパタイトを生成することでF-を固定化できることが分かっている。一方、汚染物質が共存する場合においては、他の不溶化材と混合した利用が考えられるが、混合条件化における貝殻等収着材のF-の収着挙動は、十分に把握できていない。そこで本研究では、貝殻等収着材と種々の不溶化材の混合条件によるF-除去について検討した。その結果、混合する不溶化材の種類によっては、貝殻等収着材のF-の収着を阻害する傾向が見られた。
