講演情報

[P079C]多孔質チューブを用いたCO2含有ガスバブリング法による炭酸カルシウム晶析機構

○辻川 大智1[修士課程]、日下 英史1 (1. 京都大学)

キーワード:

多孔質チューブ、バブリング、CO2吸収、炭酸カルシウム、晶析

CO2の炭酸塩鉱物化は、カーボンリサイクルの要素技術として注目されている。その一連の技術の中で、消石灰, Ca(OH)2, の懸濁液にCO2含有ガスを吸収させ、炭酸カルシウム, CaCO3, を晶析させる化学吸収法が提案されているが、従来の研究では、反応率(CaCO3の晶析反応に関与するCO2の割合)が20 %程度と極めて低いという課題が存在していた。しかし、多孔質チューブにCa(OH)2懸濁液とCO2含有ガスを同時に通水・通気するバブリング法に関する一連の研究において、Ca(OH)2懸濁液流量、CO2物質流量、Ca(OH)2添加濃度、多孔体の孔径など、同バブリング法にかかわる因子を最適化することにより、ガス中のCO2分圧にかかわらず、液相における反応率がほぼ100 %でCaCO3を晶析可能であることを見出しており、その因子の物理あるいは物理化学的な側面について解析し、過去にも当学会においても発表を行った。本発表においては、各因子と反応率の関係を考察し、同バブリング法における界面現象について機構解明を試みた。また、晶析させたCaCO3の粒子形態について解析し、同バブリング法におけるCaCO3晶析機構についてさらなる検討を加えた。