講演情報
[P082C]微細気泡流を用いた水への酸素の溶解挙動
○村野 太紀1[修士課程]、日下 英史1 (1. 京都大学大学院)
キーワード:
マイクロ/ナノバブル、気泡流、溶存酸素、溶解速度
富栄養化した閉鎖水域では、下層が無酸素状態になり、有機物の分解が進まないことから、有毒ガスや金属イオンなどが発生するという課題に対し、酸素微細気泡による酸化促進により水質改善が達成された報告が多く存在し、酸素の溶解に関する研究事例も多い。微細気泡を用いた酸素加技術においては、マイクロ/ナノバブルの液相単位体積当たりの気液界面面積が大きいため、システム全体で液相への溶解特性が改善されると説明されている。当研究室においても、この微細気泡の特性に着目し、多孔質チューブを通し微細気泡化させた空気を曝気することにより、空気中の酸素の溶解速度が著しく増大することを本学会でも発表した。本研究ではマイクロ/ナノバブル発生器を用いて水流中への曝気を行い、空気流量や水流量などの条件を変化させ、酸素溶解に関する反応率、反応速度が向上する条件を見出した。さらに平衡論的、速度論的な観点から微細気泡による空気中の酸素の水への溶解挙動や、従来の理論(二重境膜説)との違いを考察した。
