講演情報

[P106C]重金属等を含む岩石・土壌等による水質汚染対策技術としての吸着シートの適用についての研究

○木川 えり子1、佐藤 研1、大塚 治2、西里 亮2、北村 洋一3、吉田 英樹4 (1. 株式会社イーエス総合研究所、2. 株式会社ケー・エフ・シー、3. TOPPAN株式会社、4. 室蘭工業大学)

キーワード:

環境、重金属、吸着、水質浄化

本研究では、自然由来の重金属を含む岩石・土壌等の水質汚染防止策として開発した吸着シートの性能と耐久性を検討したものである。吸着シートは、還元鉄を主成分とする鉄系吸着材を親水性不織布に内包したシート状の製品であり、現場施工の省力化と均一性の確保が可能である。実験の結果、砒素の除去率は最大 97%以上となり、時間雨量 100mm/h の条件下でも 90%の吸着効果 を維持することが確認された。また、重機走行試験により耐破損性を評価した結果、通常の施工環境下での耐久性に問題がないことが示された。吸着シートは斜面への適用も容易であるため、重金属を含む岩石・土壌等の環境対策において有効な手法となることが期待される。今後は、さらなる実証試験を通じて長期的な吸着性能の検証を進める予定である。