講演情報

[P107C]吸着シート工法の建設工事以外への適用可能性の検討

○大塚 治1,2、千葉 稔1、富岡 祐介1、木川 えり子3、下原 英一3 (1. 株式会社ケー・エフ・シー、2. 芝浦工業大学 メタルバイオテクノロジー共同研究講座、3. 株式会社イーエス総合研究所)

キーワード:

吸着シート工法、重金属、土壌処理、ヒ素、鉛

吸着シート工法は重金属を含む掘削ズリ対策として用いられてきた吸着層工法の機能はそのままに施工性を向上させる目的で開発された。鉄を主成分とする重金属吸着材を通水性のシート状に加工することで、吸着層の設置作業が簡便になり、狭隘地や短工期の現場で有利である。
 一方で本工法は建設工事以外の分野、たとえば射撃場における鉛対策や鉱山跡地の環境管理といった用途では適用実績が乏しく、その有効性は十分に検証されていない。
 そこで本研究では、代表的な重金属であるヒ素および鉛を対象に、上向流カラム試験およびバッチ試験を用いて模擬環境下での重金属吸着性能を評価した。
 その結果、ヒ素および鉛に対して良好な吸着性能が確認された。今後吸着シート工法は建設工事以外の重金属等拡散防止技術としての展開が期待される。