講演情報

[2401-09-02]効率的な沈殿分離剤開発のための計算化学を用いたパラジウム錯体の分子間相互作用解析

○鈴木 智也1、權藤 勘太2、川﨑 武志3、塩飽 秀啓5、金子 政志4、伊藤 文之1、尾形 剛志1、小林 徹5、村山 憲弘2、矢板 毅5、成田 弘一1 (1. 産業技術総合研究所、2. 関西大学、3. 東邦大学、4. 大阪大学、5. 日本原子力研究開発機構)
司会:淵田 茂司(東京海洋大学)

キーワード:

白金族金属、沈殿分離、計算化学

白金族金属の湿式製錬工程では、主に溶媒抽出法を用い他の白金族イオンからパラジウムを分離する。逆抽出後は沈殿法によりパラジウムが回収されるため、塩酸溶液中の白金族イオンからパラジウムのみを選択的に沈殿できれば、パラジウム分離工程をコンパクト化できる。これまでの検討から白金族イオンを含む塩酸水溶液にアミド基を有するピリジン誘導体を添加するとパラジウムが金属錯体として選択的に沈殿することがわかっている。このパラジウム錯体の沈殿メカニズムを解明することで、パラジウムの沈殿形成に支配的な反応機構が明らかになる。本研究では密度汎関数法(DFT)計算を用いて、アミド基を有するピリジン誘導体によるパラジウム錯体の錯形成や分子間相互作用の観点から沈殿反応を解析した。