講演情報
[P013A]種々の音響インピーダンス特性を有する岩石に適用可能なSHPBを用いた動的載荷装置の開発
○小田部 充趣1[修士課程]、福田 大祐1、閔 庚照1、川﨑 了1、趙 祥鎬2 (1. 北海道大学、2. 全北大学)
キーワード:
高速載荷、SHPB、音響インピーダンス、載荷速度依存性、動的破壊特性
岩盤の発破設計や構造物設計の高度化のためには、様々な載荷速度下における岩石の破壊特性を把握することが極めて重要である.特に,高ひずみ速度領域では、岩石の強度および破壊過程が大きく変化することが知られている.高ひずみ速度領域(大略100~1000/s)における岩石の動的破壊特性の評価手法としては、Split Hopkinson Pressure Bar(以下、SHPB)が挙げられる.SHPBは,特に海外の既往研究において広く用いられてきているが,こうした既往研究では,試験対象として硬岩が想定されており,SHPBで用いる金属棒材には,硬岩に対して,音響インピーダンスの高いものが採用されてきている.他方、我が国では,発破は,比較的音響インピーダンスの低い岩盤にも用いられることも少なくなく,より幅広い音響インピーダンスを有した岩石の動的試験が可能なSHPBシステムの構築が望ましい.そこで,本稿では、SHPBの棒材として鋼とアルミニウム合金を用い,試験対象となる岩石に応じて切り替えることが可能な現在開発中のSHPBシステムについて紹介する.また,開発したSHPBシステムを花崗岩,砂岩,溶結凝灰岩といった種々の岩石に適用して得られる動的強度の載荷速度依存性についても議論を行う.
