講演情報

[P017A]地中熱ヒートポンプ導入支援のための遠隔モニタリング・人材育成システムの開発

○松尾 昂太郎1[修士課程]、茂見 隆博1、ジャムシェド ラフマトフ2、スオリネニ フィデリス3、岡田 夏男1、大友 洋子1、川村 洋平1 (1. 北海道大学、2. タジキスタン共和国科学科学アカデミー、3. ナザルバエフ大学)

キーワード:

メタバース、デジタルツイン、プロジェクションマッピング、地中熱ヒートポンプ

地中熱ヒートポンプ(GSHP)は、年間を通じて温度変化の小さい地中熱との熱交換を行うことで、一般的な空調設備よりも高効率な冷暖房を実現する。冷暖房のエネルギー消費が大きく化石燃料資源に乏しい中央アジアのタジキスタン共和国においては空調設備の見直しが求められており、同国が地下水資源を豊富に有することからGSHPの導入は有効であると考えられる。一方現地では新規の技術であり、専門技術者の不足から運用・保守管理が困難であるという課題を抱えている。そこで本研究では、GSHP の遠隔モニタリング・指示支援・人材育成を可能にするシステムの開発を目的とした。マルチモーダルセン
シングと3Dモデルからデジタルツインを構築し、仮想空間のメタバースに統合することで、場所の制限を受けることなく不特定多数のユーザが同一仮想空間内でリアルタイムでの稼働データ表示等の視覚的な情報を共有することを可能にした。さらにメタバース内のアバター操作による指示映像を稼働現場の実物GSHP筐体にプロジェクションマッピングする手法を提案し、映像と筐体の整合性の検証を行った。本研究は、新技術の海外導入の実効性を高める新たなシステムを提示するものである。