講演情報

[3101-07-07]放射光を用いたXAFSによる石炭燃焼フライアッシュ中水銀の形態分析

○加藤 貴宏1、大川 浩一1、菅原 勝康1 (1. 秋田大学)
司会:濱中晃弘(九州大学)

キーワード:

石炭、フライアッシュ、水銀、X線吸収微細構造

石炭火力発電所で発生するフライアッシュに含まれる重金属類の環境への拡散を抑制するには、重金属の化学形態の把握が重要である。本研究ではフライアッシュに含まれる水銀に着目し、化学形態をX線吸収端近傍構造(XANES)分析により定性及び定量的に測定した。フライアッシュ中の水銀含有量は、未燃炭素含有量の増加に伴って直線的に増加した。フライアッシュ中の水銀のXANESスペクトルを、標準水銀化合物のスペクトルを用いて線形結合フィッティングすることにより、フライアッシュ中の形態別水銀割合を決定した。フライアッシュには、硫黄、塩素、酸素と結合した水銀が2.6 ppm含まれており、それらの存在割合は18、27、36 %であった。