講演情報

[3401-09-07]NH4HSO4を用いたTa、Nb製錬で発生する廃液の処理プロセス

○宮原 侑生1[修士課程]、久保 裕也1 (1. 福岡工業大学)
司会:芳賀 一寿(秋田大学)

キーワード:

タンタル、ニオブ、硫酸水素アンモニウム、廃液再生、噴霧乾燥

現行のTa、Nbの製錬では、毒物であるフッ化水素酸(HF)が用いられており、これを用いない製錬プロセスが求められている。本研究室では、副原料として硫酸水素アンモニウム(NH4HSO4)粉末を用いたTa、Nbの製錬プロセスを提案している。まず、Ta、Nb鉱石(鉱物相:(Ta,Nb)2(Fe,Mn)O6、不純物:レアアース)をNH4HSO4と共に熔融する。熔融塩を水浸出すると、Ta、Nbは白色沈殿を形成する一方、Fe、Mn、レアアースなどの不純物およびNH4HSO4は溶液側に除去される。得られた白色沈殿を硫酸溶解、溶媒抽出することで、HFを用いずに高純度のTaおよびNbの精製が可能である。これまでの研究でプロセスの骨格は完成しているが、廃液処理については未検討であった。廃液には鉱石中の不純物に加え、NH4HSO4が多量に含まれており、これを再生することができれば副原料コストの削減に繋がる。様々な処理方法を検討した結果、廃液中の不純物を中和沈殿させた後に、残液を噴霧乾燥させることでNH4HSO4粉末を再生することに成功した。