講演情報
[3410-16-01]As含有坑廃水を対象とした曝気プロセスによるパッシブトリートメント
○瀬元 祐希1、濱井 昂弥1、正木 悠聖1、池田 真奈美1、池上 直樹1、古谷 尚稔1、小山 恵史5、山形 海斗2、岩井 久典3、所 千晴2,4 (1. 独立行政法人 エネルギー・金属鉱物資源機構、2. 早稲田大学 創造理工学部 環境資源工学科、3. 早稲田大学 持続的環境エネルギー社会共創研究機構、4. 東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻、5. 九州大学工学研究院 地球資源システム工学部門)
司会:有馬孝彦(北海道大学)
キーワード:
坑廃水、パッシブトリートメント、ヒ素、曝気プロセス、休廃止鉱山
休廃止鉱山における坑廃水処理の省エネルギー化、省力化は重要な課題であり、JOGMECでは、当該課題の解決に期待されるパッシブトリートメント技術(PT)の調査研究を進めている。本研究では、As含有坑廃水(pH 6.5、溶解性Fe濃度: 28.9 mg/L、溶解性As濃度: 7.3 mg/L)を対象に曝気プロセスによるAs除去に対する効果検証及びPT適用性の評価を行った。本技術では、鉛直下降流の矩形反応槽に曝気しつつ導水することで、Feの酸化を促進させつつ析出・除去し、Fe殿物への吸着・共沈によりAsが除去されることを期待している。現地でのラボスケールPT試験(反応槽0.2 m3)を実施した結果、滞留時間にもよるが処理水では平均で90 %以上の溶解性Asが除去され、本PTプロセスの有効性が確認されたほか、処理水における溶解性Feと溶解性Asの除去比から、適用可能な坑廃水中の溶解性Feと溶解性Asの含有比・濃度範囲を明らかとした。さらに、現地でのベンチスケールPT試験(反応槽1.2 m3)においても、ラボスケールPT試験結果と同等の溶解性As処理性が再現されたことから、反応槽をスケールアップした場合でも当該プロセスは有効であるといえる。本報告では、各試験結果の詳細を報告するとともに、曝気プロセスにおけるAs処理性能について議論する。
