講演情報

[3410-16-07]北海道の国道トンネルにおける自然由来重金属等を含む掘削土対策の概要

○山本 隆広1[博士課程]、古市 圭典2、山下 能久3、直原 俊介1、阿部 正明4、青木 伸仁4、小宮 敬之4、有馬 孝彦5、五十嵐 敏文6 (1. パシフィックコンサルタンツ(株)、2. 国土交通省北海道開発局、3. (株)ドーコン、4. 一般社団法人北海道開発技術センター、5. 北海道大学大学院工学研究院、6. 公益財団法人北海道科学技術総合振興センター)
司会:中村謙吾(埼玉大学)

キーワード:

トンネル掘削土、自然由来重金属等、設計要領、対策事例、データ活用

北海道のトンネルでは、しばしば自然由来の重金属等を含有する掘削土が発生するため、重金属等の溶出による周辺環境への影響について配慮する必要がある。この対応を合理的かつ経済的に行うため、北海道開発局では「建設工事における自然由来重金属等含有岩石・土壌への対応マニュアル」が平成22年3月に公表された前後から、様々な調査や評価を行い、リスク評価に基づく掘削土対策を設計することで、対策コストの縮減を図っている。それらの知見は、北海道開発局道路設計要領第4集トンネル参考資料2にとりまとめられており、建設工事における自然由来の重金属等への対応にあたっての基本的な考え方、対策を設計するために必要な調査・試験方法の概要、サイト概念モデルによるリスク評価に基づく対策設計、対策施工前から施工後のモニタリング方法を示している。また、この一連のプロセスをふまえた対策事例を自然由来の重金属等を含有する掘削土と酸性化する掘削土について整理している。さらには、種々の現場で蓄積された多くのデータを活用するために、先進ボーリング調査での溶出量試験と原地盤などの吸着性能試験の結果を整理し、それぞれの特性の概要を示している。