講演情報

[3601-07-04]北海道今金町カニカン岳金山跡の調査

○矢原 史希1,2 (1. 今金町教育委員会、2. 日本鉱業史研究会)
司会:青木美香(京都府立大学)

キーワード:

カニカン岳金山跡、鉱山遺跡、LiDAR、DEM、GIS

北海道今金町北東部に位置するカニカン岳は従来から金山跡が存在することで知られているが、その規模や来歴など不明点が多く、実態の把握はほとんど進んでいない。一方、近年国土地理情報のオープンデータ化が進み、これにより地表面の詳細な形状を把握することが容易となってきている。国土地理院が提供するDEM(デジタル標高モデル)を利用した砂金採掘跡の調査は既に大きな成果を上げており、山林における産金遺跡調査における有効性は高い。また、携帯端末搭載のLiDAR機器による計測は既に多くの遺跡で活用されている。今回、過去の調査で鉱山臼が確認された地点を中心に、正確な位置データの取得と鉱山臼散布状況の計測を目的とした現地調査と高精度DEMにより可視化した地形データを組み合わせ、カニカン岳金山跡の全体像解明に向けた考察を行った。