会長挨拶
ご挨拶

謹啓 皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
このたび、第28回日本正常圧水頭症学会学術集会を、2027年3月26日(金)~27日(土)の二日間、鹿児島市の城山ホテル鹿児島にて開催いたします。
私は第5回日本正常圧水頭症研究会より本学会に参加し、20年以上の間にSINPHONI-2、SINPHONI-3といった重要な臨床研究に携わる機会を得ました。2012年に学会へと昇格して以降は、診療ガイドラインの第2版、第3版への改訂を間近で見届けることができ、学会の歩みを実感してまいりました。
本学会には脳神経外科をはじめ、脳神経内科、精神神経科、放射線科、リハビリテーション科など多様な診療科が参加し、分野横断的な議論が活発に行われています。その学際性こそが本学会の魅力であり、他には得難い「異領域交流の場」であると考えております。
今回のメインテーマは「特発性正常圧水頭症のQ&A」といたしました。Hakim病をめぐる課題は未解決の部分も多く、日常診療での疑問が尽きることはありません。皆様がお持ちの問題意識を共有し、解決策を模索しつつ、将来へとつながる知の整理と議論を深める場としたいと考えています。
サブテーマは「リハビリテーション・介護」です。私自身、初回参加以来こだわり続けてきた分野でもあります。特発性正常圧水頭症は60歳以上に好発する代表的な病的老化疾患であり、患者は多様な生活障害を抱えています。診療には生活を意識した姿勢が不可欠ですが、病態の理解を誤ると適切な対応を見失いがちです。明確なエビデンスが十分に揃っていない領域だからこそ、参加者の皆様と試行錯誤を共有し、より良い診療体制を築く契機としたいと願っております。
さて、開催地である鹿児島では、2027年度に西郷隆盛生誕200年・没後150年の節目を迎え、県内各地で「西郷隆盛生誕200年・没後150年プロジェクト」が動き出しております。会場のSHIROYAMA HOTEL kagoshima(城山ホテル鹿児島)は、雄大な桜島を一望できる城山エリアの高台に位置しておりますが、この地は維新の英傑・西郷隆盛ともゆかりの深いエリアとなっております。ホテル周辺には「西郷隆盛洞窟」や「終焉の地」など、維新の息吹を残す歴史の舞台が点在しております。西郷どんが最後の時を過ごした城山の森に建つSHIROYAMA HOTEL kagoshimaで、全国的にも評判の高い朝食ビュッフェや桜島を展望できる露天温泉をご堪能いただければと思います。さらに、学会後には桜島フェリーでの活火山の観光、仙厳園や明治維新ゆかりの史跡巡りも可能です。また、土曜日から日曜日にかけては、指宿温泉や霧島温泉、知覧特攻平和会館の訪問など、鹿児島ならではの旅も楽しんでいただければ幸いです。
燃ゆる桜島を望む鹿児島の地で、皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。
会員の皆様のご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
謹白
第28回日本正常圧水頭症学会学術集会
会長 厚地 正道
医療法人 慈風会 厚地脳神経外科病院 理事長
