講演情報
[C-06]イチゴ促成栽培でのヒラズハナアザミウマ防除におけるククメリスカブリダニの放飼方法の検討
◯藤森 颯太1、今村 剛士2、今村 彩花2 (1. 奈良県農業研究開発センター、2. 奈良県中部農林振興事務所)
奈良県のイチゴ促成栽培では2月以降、ハウス内で越冬したヒラズハナアザミウマ(以下、ヒラズ)による果実被害が生じる。ここでは、天敵製剤ククメリスカブリダニ(以下、ククメリス)を活用した防除体系を確立するため、土耕の現地ほ場での調査を行った。ククメリス放飼時期は、アザミウマがハウス内に侵入し始める10月下旬頃とハウス内で増加が始まる2月以降とした。なお、ヒラズの個体数を減らすために、ククメリス初回放飼前にスピノサド水和剤等の化学農薬を散布した。調査の結果、ヒラズは2月下旬以降に確認され始め、4月上中旬に増加した。ククメリスは初回放飼後から1月末にかけて徐々に減少し2月には発生が確認できなくなった。2月の追加放飼後はククメリスの発生が急増し、その後4月上中旬に急減した。今後は4月以降のヒラズの増加に対応するため、放飼タイミングや放飼回数などを検討し、効果的な防除体系の確立を目指していく。
