講演情報
[F-01]シロモンノメイガとオガサワラシロモンノメイガの生態に関する知見
◯松井 悠樹1,2、中 秀司3、屋宜 禎央1、広渡 俊哉1 (1. 九州大院・農、2. 鳥取大院・連農、3. 鳥取大・農)
シロモンノメイガ Bocchoris inspersalis (鱗翅目, ツトガ科)はアフリカから日本に至る広域に分布する普通種のノメイガであるが、その寄主植物については海外でアオイ科の一種などが報告されているものの、国内での知見は皆無であった。演者らが日本産の本種を用いて採卵飼育と食性試験を行ったところ、アカネ科のヘクソカズラで飼育を完了でき、それ以外の植物種は摂食しないことを見出した。また、行動観察を行ったところ、本種はほとんどの種が夜行性であるノメイガ類においては珍しく、明期開始直後に交尾を行うことが明らかになった。
シロモンノメイガとごく近縁で小笠原諸島の固有種であるオガサワラシロモンノメイガB. albipunctalisについてもその生活史は全く不明であったが、演者らは母島の属島である向島において、本種が同じくアカネ科のムニンハナガサノキを寄主としていることを見出した。さらに、演者らの調査では過去に記録のあった父島と母島において本種は見出されなかったことから、本種もシロモンノメイガと同様に昼行性であり、グリーンアノールの捕食圧により個体数を減じている可能性が示唆された。
シロモンノメイガとごく近縁で小笠原諸島の固有種であるオガサワラシロモンノメイガB. albipunctalisについてもその生活史は全く不明であったが、演者らは母島の属島である向島において、本種が同じくアカネ科のムニンハナガサノキを寄主としていることを見出した。さらに、演者らの調査では過去に記録のあった父島と母島において本種は見出されなかったことから、本種もシロモンノメイガと同様に昼行性であり、グリーンアノールの捕食圧により個体数を減じている可能性が示唆された。
