講演情報
[W14-01]山形版アメリカミズアブを取り巻く状況
◯佐藤 智1,2、Yudistira Dwi Harya2、Sandi Yongki Umam1、Wirabumi Bayu Anggita 1、Wikandari Pinasindi1 (1. 山形大・農、2. 岩手連大・農)
山形県鶴岡市を中心としたアメリカミズアブの生態と地域利用に関する研究成果を紹介する。鶴岡市街地及びその周辺地域で、本種と在来種のコウカアブが同一生息地で確認された。これらの種の成虫や卵の発生時期は種間で若干異なり、コウカアブは6月から9月にかけて、アメリカミズアブは7~8月に多く見られた。特にアメリカミズアブは山形大学および地域コミュニティで様々な用途で利用に拡大されつつある。2021年春、山形大学キャンパスで採取された成虫や卵を用いて実験室内での飼育系を設立した。山形大学生協農学部売店の食品廃棄物を餌として利用し、現在までに売店の食品廃棄物のほぼ全てを処理している。これらのノウハウを活用した学内の研究プロジェクト(ヤマダイミズアブ)や地域コミュニティの活動が活発化している。この講演を通じて、山形県におけるアメリカミズアブの生態的及び社会的重要性に注目し、今後の持続可能な地域開発におけるその役割について考察する。
