有機EL討論会 第42回例会 開催プログラム
日 時 2026年6月25日(木),26日(金)
会 場 東京国際交流館 プラザ平成 3階 国際交流会議場(東京 お台場)
総会
10:30 ~ 11:00
11:00 ~ 11:10 休憩 ( 10分 )
表彰式
11:10 ~ 11:20
S1:受賞記念講演
S1 11:20 ~ 11:50
11:50 ~ 13:10 昼食 ( 80分 )
S2:特別セッション<フレキシブルデバイス>
S2-1 13:10 ~ 13:40
S2-2 13:40 ~ 14:10
S2-3 14:10 ~ 14:40
14:40 ~ 14:50 休憩 ( 10分 )
A1:企業展示広告
株式会社東京インスツルメンツ
ジェー・エー・ウーラム・ジャパン株式会社
株式会社コスモ・サイエンス
公益財団法人福岡県産業・科学技術振興財団
サイバネットシステム株式会社
富士フイルム和光純薬株式会社
株式会社MORESCO
株式会社東陽テクニカ
日本酸素株式会社
15:30~ 16:00 コーヒーブレイク (30分 )
S3:材料/評価
S3-1 16:00 ~ 16:20
要旨
多重共鳴(MR)効果に基づく発光材料は,TADF特性と幅狭な発光帯を併せ持つことから有望な分子群である。近年,π共役系の拡張によるMR分子の改良が進められているが,これは同時に発光波長の長波長化を招くため,高純度かつ高効率な青色発光を示す分子の合理的設計は未だ課題であった。本研究では,発光波長と酸素原子の位置に相関があることを見出し,106 s-1オーダーの逆項間交差速度定数を示す深青色発光分子の合成に成功した。S3-2 16:20 ~ 16:40
要旨
有機半導体デバイスの高性能化に向けては、電子注入に不可欠な低仕事関数電極界面との電子準位接合の理解が重要である。しかし、従来のアルカリ金属陰極は表面の反応性が高く、接合の評価は困難であった。本研究では安定な有機修飾電極を用い、界面電子構造が真空準位整合とフェルミ準位ピン止めの2領域に支配されることを解明した。特に後者において界面アニオン形成が実効的な電子親和力を低下させることを実証した。S4:学生口頭発表(材料/デバイス)
S4-1 16:40 ~ 16:55
要旨
多重共鳴(MR)型熱活性化遅延蛍光材料は高効率かつ幅狭な発光を示し、有機EL材料として有望である。本研究では、代表的なMR分子であるDABNAのπ共役系拡張により高い振動子強度と小さな一重項–三重項エネルギーギャップの両立を目指し,クロロ基を配向基とする位置選択的ホウ素化を開発した。これにより,鍵中間体の高収率合成と後期誘導化による物性制御を達成し,深緑色発光を示す高効率有機EL素子を実現した。S4-2 16:55 ~ 17:10
要旨
本研究では、厚さ2 µm以下のパリレン基板上に4点の有機フォトダイオードを集積し、活性層の選択的エッチングにより受光部以外を開口して爪への光路を確保した、爪曲面追従型の薄膜有機光センサアレイを開発した。剥離および曲面貼付後も電流密度と外部量子効率に大きな変化は見られず、4点の相補的応答により爪色変化を識別し、12名の被験者におけるせん断方向を含む7状態の指圧分類で99.3%の正答率を示した。S4-3 17:10 ~ 17:25
要旨
多重共鳴型熱活性化遅延蛍光(MR-TADF)材料は高い発光効率と吸光度を示すためOLEDに加えてセンサーや太陽電池への応用も報告されている。本研究では、代表的なMR-TADF材料であるν-DABNAが約40mV/nmもの自発配向分極(SOP)を示すことを見出した。また、このν-DABNAをドナー材料として用いて試作した有機ダイオードにおいて、自発配向分極が発光・発電の特性に及ぼす影響を評価したので報告する。S4-4 17:25 ~ 17:40
要旨
有機太陽電池等において, 活性層近傍に極性分子の電界を配置することで, 性能の向上が報告されているが, そのメカニズムや電界と性能との関係は未解明である. 本研究ではこの界面電界を利用した新たな設計指針の確立を目的として, 極性分子による性能向上とその電界強度の関係を調査した. その結果, 発電効率の改善が確認され, 界面電界の効果を明らかにした. 本発表ではこの詳細と発光への影響, 他構造への応用, 展望を報告する.
17:40~ 18:00 休憩・移動 (20分 )
交流会
18:00 ~ 20:00 交流会
S5:フレキシブル
S5-1 9:00 ~ 9:20
要旨
10ミクロン厚未満の極薄の有機ELを用いたフレキシブルデバイスは、柔軟かつ軽量な次世代デバイスとして開発が進んでいる。素子単体の性能向上に加え素子の柔軟性を阻害せずにコネクタ接続のように自由に接合/分離できる実用的な可逆的配線技術の開発が重要である。本研究ではプラズマ直接接合を用いた可逆的接合法を開発し、素子同士を柔軟かつ任意に接合/分離できるフレキシブルデバイスを報告する。S5-2 9:20 ~ 9:40
要旨
ウェアラブルデバイスへ応用可能なデバイスとして伸縮可能な光センサが注目されている。しかしながらこれまでの伸縮性光センサは、伸縮動作中の光検出点が動いてしまい、正確なセンシングの妨げとなっていた。この課題の解決のためには、光だけでなく、センサの動き、つまり歪みの検知も必要となる。本研究では有機光検出器による歪みセンシングを実証し、光と歪みのマルチモーダルセンシングを実現した。S5-3 9:40 ~ 10:00
要旨
有機光デバイスはコンフォーマルな基板上に直接大面積に作製が可能であるため、スマートリング型デバイスの厚さ低減や、大面積化によるセンシング性能の向上が可能である。本研究では、センサ部を多点かつ薄膜化したリング型デバイスを実装し、その応用例としてストレス負荷試験を行ったので報告する。多点計測を行うことで、ストレス状態推定が大幅に改善した。将来的にOLEDとの実装で更なる薄膜化、高性能化が期待できる。S5-4 10:00 ~ 10:20
要旨
『カーボン電極/PVA膜/ITO電極基板』で構成された素子に、大気下で電圧を印加すると、ITO表面において還元反応が起き、金属In及びSnが析出した高反射ミラーが作製されることを見出した。さらに折り畳み実験により、クラックの発生(導電性の低下)を大幅に抑制できることも分かった。これらの結果は、屈曲性と導電性を兼ね備えたITO膜が実現可能であることを示唆している。
10:20~ 10:30 休憩 (10分 )
S6:デバイス/光機能
S6-1 10:30 ~ 10:50
要旨
アップコンバージョン型OLEDを発光ユニットとし、非ドープ型有機電荷生成層を介して接続したタンデム型OLEDを作製した。青色および黄色発光ユニットからの補色混色により白色発光が得られ、2ユニット構造でありながら2.3 Vからの低電圧発光を確認し、電荷生成層における電圧降下が極めて小さいことを示した。さらに、3.7 Vのリチウムイオンバッテリー駆動による発光を確認した。S6-2 10:50 ~ 11:10
要旨
紫外~紫発光の有機発光ダイオード(OLED)は、さまざまな応用が期待されているものの、駆動電圧の高さや安定性に課題を抱えている。そこで本研究では、分子界面における電荷移動状態を中間体とし、三重項消滅によるアップコンバージョン(UC)発光を利用したUC-OLEDの原理に着目した。新規材料探索の結果、紫外~紫発光を2 V以下の世界最小電圧から発光させることに成功した。S6-3 11:10 ~ 11:30
要旨
生体応用に向けた水溶液中での近赤外光アップコンバージョン(PUC)において、ドナー/アクセプター界面の電荷移動状態を利用した重金属フリーな水分散液の作製手法を開発した。有機溶液を水中に分散させる従来のナノ沈殿法とは異なり、ガラス基板と水溶性犠牲層の上に成膜した積層フィルムを、界面活性剤水溶液中で剥離・超音波破砕する新規手法により、780 nm励起で従来法を大幅に上回るPUC効率0.43%を達成した。S6-4 11:30 ~ 11:50
要旨
誘電体ミラー/ITO/ヨウ化鉛系層状ペロブスカイト/オキサジアゾール・/Alからなる微小共振器デバイスにおいて、ラビ分裂が約260meVのキャビティポラリトンが形成されることを確認した11:50 ~ 13:20 昼食 ( 90分 )
S7:特別セッション<光変換システム>
S7-1 13:20 ~ 13:50
S7-2 13:50 ~ 14:20
S7-3 14:20 ~ 14:50
閉会
14:50 ~ 15:00 閉会の辞
ポスター討論
【講演形式について】本討論会における各講演発表は下記①~④のいずれかの講演形式で行います。
①特別セッション(30分)
②受賞記念講演(30分)
《一般講演》
③一般口頭発表(20分:質疑応答含む)とポスター討論(90分)
④学生口頭発表(15分:質疑応答含む)とポスター討論(90分)
【ポスター討論について】講演者と参加者の討論を促すため、一般講演における筆頭発表者が講演会終了後に参加者と討論する場(ポスター討論)を設けます。余裕のある時間とリラックスした雰囲気の中で行われる活発な討論に是非ご参加ください。
【企業展示】法人会員9社による展示ブースを設けます。
【交流会】1日目の例会終了後に交流会を開催します。
【講演奨励賞対象者について】一般口頭発表およびショート口頭発表における35歳以下の筆頭発表者が講演奨励賞の対象になります。
【学生講演奨励賞対象者について】学生口頭発表における筆頭発表者が学生講演奨励賞の対象になります。
