セッション詳細
[S12]ハロゲン結合研究の最前線:触媒反応開発から創薬研究まで
2020年3月26日(木) 16:15 〜 18:15
[A会場]Room A 2F
オーガナイザー:小林 祐輔(京大院薬)、荒井 孝義(千葉大院理)、鍬野 哲(千葉大院理)
ハロゲン結合(XB)は、ハロゲン原子が他の原子と結合した際に、結合の180度反対方向のハロゲン原子表面上に局所的に生じる正電荷(σホール)とルイス塩基の負電荷との非共有結合性相互作用である。そのため、ハロゲン結合は方向依存性が強く、結晶工学などの分野において結晶中の分子配列を制御するために利用されてきた。近年では、ハロゲン結合供与体が有機合成化学の分野において取り扱いの容易なルイス酸として注目されており、新たな有機分子触媒や反応剤としての利用・応用が活発に行われている。また、創薬研究の分野においても、ハロゲン含有化合物の分子認識や生物活性にハロゲン結合が重要な役割を担っているという報告例が増えつつある。本シンポジウムでは、ハロゲン結合に関連した独創的な触媒・反応や医薬品シーズを開発した研究者を招き、最新の研究について紹介していただく。ハロゲン結合の合成的な応用と創薬探索現場での利用について議論し、創薬化学のさらなる発展に繋がることを期待する。
[S12-Opening]オーガナイザー挨拶
小林 祐輔1 (1. 京大院薬)
[S12-1]ハロゲン結合を利用する触媒反応の開発
○石原 一彰1 (1. 名大院工)
[S12-2]平面構造からの脱却:Csp3-I部位を持つハロゲン結合分子の設計と合成
○柴田 哲男1 (1. 名工大院工)
[S12-3]ブロモ基を特徴とする新規ベンジルピペリジン誘導体DSP-1053の創製
○吉永 英史1、西田 友明1、佐々木 泉1、高堂 透1、加藤 太朗1、松本 裕司1、籔内 一樹1、豊田 知宏2 (1. 大日本住友製薬、2. DSファーマプロモ)
[S12-4]炭素-窒素軸不斉キナゾリノンで観察されたエナンチオマーの自己不均化とキラリティー依存型ハロゲン結合
○北川 理1 (1. 芝浦工大応化)
[S12-5]触媒的不斉反応における力の調和
○荒井 孝義1 (1. 千葉大院理)
[S12-Closing]総括・討論
小林 祐輔1、荒井 孝義2、鍬野 哲2 (1. 京大院薬、2. 千葉大院理)
