セッション詳細

[S07]PPAR-リガンド構造研究からの創薬展開

2022年3月26日(土) 9:30 〜 11:30
[R会場] 白鳥ホール南 4号館1階
オーガナイザー:石井 功(昭和薬大)
Peroxisome proliferator-activated receptor(PPAR)はαγδの3サブタイプを有する核内受容体型転写因子であり、主に遺伝子発現制御を介して脂質・糖・アミノ酸代謝を強力に統合制御する。そのため、フィブラート系のPPARαアゴニストは脂質異常症治療薬、チアゾリジンジオン系のPPARγアゴニストは糖尿病治療薬としてそれぞれ広く使用されており、そしてPPARδアゴニストはその両者の作用を併せ持つメタボリックシンドローム治療薬として期待されている。さらには、複数サブタイプに作用するDual/PanアゴニストがNASH/NAFLD治療薬として世界で治験進行中である。PPARは他の核内受容体と比べて大きなリガンド結合ポケットを有し、多様な構造のリガンドが多様な様式で結合する。遺伝子発現制御を介さないPPARリガンドの薬理効果の利用も注目されている。本シンポジウムでは、主にX線結晶構造解析により明らかにされた各PPARサブタイプ-リガンド構造に関する知見とその情報を基にした創薬展開について5人の講演者が紹介する。

[S07-1]X線結晶構造解析により明らかとなったPPARα受容体と各種PPARαリガンドの多様な結合様式

○石井 功1 (1. 昭和薬大衛生化学)

[S07-2]リガンド結合ポケットの特性を利用したフラグメント分子スクリーニングと核内受容体リガンドの創製

○宮前 友策1,2 (1. 筑波大生命環境、2. 筑波大ARENA)

[S07-3]PPARγ のリガンド結合領域は低分子リガンドの良い実験場である

○伊藤 俊将1 (1. 昭和薬大医薬分子化学)

[S07-4]核内受容体PPARリガンド結合ドメインー難溶性リガンド複合体の網羅的結晶構造決定に向けて

○大山 拓次1 (1. 山梨大生命環境)

[S07-5]核内受容体のノンゲノミックな作用に基づく線維化疾患治療薬創製の試み

○宮地 弘幸1 (1. 東大創薬機構)