セッション詳細
抗うつ薬の薬効に関わる神経メカニズム
2024年3月29日(金) 13:15 〜 15:15
[303会場] 会議センター 303(3F)
オーガナイザー:笠井 淳司(阪大院薬)、衣斐 大祐(名城大薬)
うつ病治療の基本は、モノアミン仮説に基づいて開発された抗うつ薬である。しかしながら、これまでに上市された抗うつ薬は一定の効果を示す一方で、効果が表れるまでに時間がかかる、再発率が高い、約30%のうつ病患者が抗うつ薬に反応しない難治性であるといった問題があり、治療満足度は必ずしも高くない。最近では、解離性麻酔薬のケタミンや幻覚薬のシロシビンが難治性うつ病に対する治療効果を示すとの報告が出され、欧米ではこれら「新規抗うつ薬」の臨床応用が数多く試みられている。しかし、これらの抗うつ薬の治療効果を引き出す神経メカニズムは未だ解明されていない部分が多いのが現状である。そこで本シンポジウムでは、各演者が注目するうつ病の病態生理や抗うつ薬の薬効発現メカニズムなどを議論のテーマにし、うつ病の新規創薬や治療戦略に向けた最新の研究を紹介する。また、抗うつ薬開発を推進するための今後の展望と課題についても議論したい。
[S12-1]ケタミンの社会認知障害改善作用に関わる神経メカニズム
○笠井 淳司1 (1. 阪大院薬)
[S12-2]ケタミンの抗うつ様作用における神経栄養因子・成長因子シグナルの重要性
○出山 諭司1、金田 勝幸1 (1. 金沢大院医薬保)
[S12-3]脳部位選択的in vivo ゲノム編集による「うつ病のセロトニン仮説」の検証と修正
○大村 優1,2 (1. 北京脳科学研究所、2. 北大院医)
[S12-4]シロシビンの抗うつ作用に関わる脳基盤解明とそれに基づいた創薬への試み
○衣斐 大祐1 (1. 名城大薬)
