講演情報
[AO-06]バーチャル患者で学ぶ、漢方医学の診断法「舌診」 -生成AIと舌撮影解析システムTIASの活用-
村上 綾1,2, 中口 俊哉3, 伊藤 亜希4, 森田 智2, 勝野 達郎2, 住野 彰英1, 速水 耕介1, 並木 隆雄5 (1.横浜薬科大学薬学部 食化学研究室, 2.千葉大学 墨田漢方研究所, 3.千葉大学 フロンティア医工学センター, 4.横浜薬科大学 漢方治療学研究室, 5.国際医療福祉大学病院 成田病院 予防医学センター)
【目的】 舌診は、患者の舌色や舌苔を観察することで体質や病状を把握する、漢方医学で用いられる重要な診断方法の1つである。しかしながら、舌を観察する際の照明や、観察者の知識・経験の影響を受けるため、舌診技術の習得には時間を有する。書籍やインターネットでは舌の静止画の収載が主であり、実際の舌診時間が体感できないなど、学習内容は限定的である。そこで、今回我々は、生成AI(人工知能)を用いたバーチャル患者を作成し、目の前で患者が挺舌しているように学べる新しい舌診教育動画を作成することで、この課題の解決を試みた。
【方法】 我々は、照明の影響を受けずに舌写真を撮影でき、さらに舌色を正確に記録できる撮影解析システム(tongue image analyzing system:TIAS)を開発し、これまでに千葉大学医学部附属病院和漢診療科を受診した患者の約1300枚の舌画像をデータベース化してきた。今回、舌画像データベースの中から、舌診学習に最適な病態舌を選定した。次に、肌色などの特徴を再現したバーチャル患者を作成した。このバーチャル患者と、TIASで撮影した患者の本物の舌画像を合成し、挺舌の動きを生成AIにて再現した。
【結果】 作成した教育動画には、(1) 舌診を行う環境についての注意点や、舌診時間を学ぶセクション(導入編)、(2) バーチャル患者が挺舌した本物の舌画像を観察して、典型的な舌所見を学ぶセクション(診断編)、(3) 症例を学ぶセクションを設けた。(2) の診断編では、初級、中級、上級を作成し、問題形式とした。
【考察】 AIを活用したバーチャル患者は、よりリアルな舌診学習を体感できる可能性がある。漢方医学に精通した薬剤師が身近にいない場合や、これから舌診を学びたい初学者や学生にとって、新しい舌診学習を提供できると考えられる。本教育動画の有用性について評価段階であるため、現在、協力者を募集中である(連絡先:TIAS.tongue@gmail.com)。
【方法】 我々は、照明の影響を受けずに舌写真を撮影でき、さらに舌色を正確に記録できる撮影解析システム(tongue image analyzing system:TIAS)を開発し、これまでに千葉大学医学部附属病院和漢診療科を受診した患者の約1300枚の舌画像をデータベース化してきた。今回、舌画像データベースの中から、舌診学習に最適な病態舌を選定した。次に、肌色などの特徴を再現したバーチャル患者を作成した。このバーチャル患者と、TIASで撮影した患者の本物の舌画像を合成し、挺舌の動きを生成AIにて再現した。
【結果】 作成した教育動画には、(1) 舌診を行う環境についての注意点や、舌診時間を学ぶセクション(導入編)、(2) バーチャル患者が挺舌した本物の舌画像を観察して、典型的な舌所見を学ぶセクション(診断編)、(3) 症例を学ぶセクションを設けた。(2) の診断編では、初級、中級、上級を作成し、問題形式とした。
【考察】 AIを活用したバーチャル患者は、よりリアルな舌診学習を体感できる可能性がある。漢方医学に精通した薬剤師が身近にいない場合や、これから舌診を学びたい初学者や学生にとって、新しい舌診学習を提供できると考えられる。本教育動画の有用性について評価段階であるため、現在、協力者を募集中である(連絡先:TIAS.tongue@gmail.com)。
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