講演情報

[DS2]薬局業務の遠隔化・効率化に向けた業務支援の現在地― リモート入力から服薬指導支援、生成AI薬歴入力支援まで ―

藤井 仁志1, 北川 完嗣2 (1.日本マイクロソフト株式会社 クラウド&AIソリューション事業本部クラウド&AIプラットフォーム統括本部 統括本部長 業務執行役員, 2.ウィーメックス株式会社 プロダクト企画部 調剤プロダクト課)
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近年、薬局現場では業務量が増加しているにもかかわらず働き手の減少に伴う人手不足により、薬剤師が本来注力すべき対人業務に十分な時間を確保しにくい状況が生じている。特に、処方箋入力、服薬指導内容の検討、薬歴作成などの業務は繁忙時間帯に集中しやすく、患者の待ち時間増加や職員の残業、業務負荷の増大につながる経営課題となっている。
本セミナーでは、こうした課題に対する処方箋として、薬局業務の遠隔化・効率化を促す新たな業務支援の考え方を紹介する。リモート入力支援は、店舗外の環境にいる医療事務が処方箋入力を支援し、店舗薬剤師が入力内容を最終確認・承認することを前提とした業務分担モデルである。薬剤師業務の外部委託や代行を目的とするものではなく、医療事務による入力支援と薬剤師による確認・判断を組み合わせることで、安全性と業務効率の両立を目指す。
講演では、日本マイクロソフト株式会社より、医療・ヘルスケア分野を含むリモートワーク環境、コミュニケーション基盤、クラウド・セキュリティ、AI活用の観点から、DX時代に求められる新しい働き方と業務支援のあり方について解説する。続いて、ウィーメックス株式会社より、リモート入力支援の実証結果を踏まえ、活用が期待される業務シーンと、情報共有・印刷・セキュリティ運用など今後整理すべき課題を紹介する。
さらに、処方箋受付からリモート入力、服薬指導提案、服薬指導、生成AI薬歴入力支援までの一連の流れを示し、薬局における業務改善をどのように支援できるかを説明する。これにより、繁忙時間帯の入力滞留防止、業務の平準化、薬剤師の対人業務への集中、薬歴作成負担の軽減などが期待される。
本セミナーを通じて、遠隔支援とAI活用を組み合わせた薬局業務の最適化を紹介し、人口減少社会における薬局業務のあり方について考える機会としたい。


【略歴】
藤井 仁志
防衛大学校卒業後、陸上自衛隊を経て、システムインテグレータ、外資系通信機器ベンダー、コンサルティングファームなどでIT戦略、ガバナンス、アーキテクチャの変革支援に従事。サイバーセキュリティの専門家としても活動し、IPA認定講師として人材育成にも取り組む。現在は日本マイクロソフト株式会社にて、クラウドを軸とした企業変革をリードしている。

北川 完嗣
大手調剤薬局にて薬剤師として勤務後、管理薬剤師、エリア長、薬剤部長などを経験。
薬局現場および本部業務の双方に携わり、薬局業務運用、医療事務・薬剤師業務の分担、オンライン服薬指導等の業務設計に従事。現在はウィーメックス株式会社にて、調剤薬局向けシステムおよび薬局業務支援サービスの企画・開発を担当している。

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