講演情報

[LS2-8]調剤の一部外部委託における安全性への取り組み〜 一包化監査支援システムがなぜ必要なのか 〜

八木 竜馬 (株式会社24MEDICAL 代表取締役)
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調剤の一部外部委託を安全に運用するうえで、一包化された薬剤がオーダー通りであるかを正確に確認する工程は極めて重要である。株式会社24MEDICALが運営に関わる薬局では、月あたり処方箋約2,000枚、在宅患者約800名を対象に、年間約100万包の一包化業務が発生しており、そのうち約90万包を一包化監査支援システムにより確認している。業務量が増加するなかで、監査品質を個々の経験や集中力だけに依存させない仕組みづくりが課題となっている。
 一包化監査支援システムは、薬剤師による監査を丸ごと代替して時間を削減するための機械ではない。むしろ、薬剤師以外のスタッフでも、標準化された手順に基づき高精度な一次確認を行えるようにし、薬剤師の確認業務を支援するシステムである。これにより、特定の人の熟練度に依存しにくい体制を構築し、調剤の一部外部委託における安全性を高めることができる。
 一方で、一包化監査支援システムはあくまでも「一包化された薬剤がオーダー通りか」を確認する機械であり、オーダー自体の正確性を担保するものではない。そのため、実際の運用では、処方入力、調剤設計、予製の扱い、変更時の反映ルールなど、監査前工程の精度を高める必要がある。特に予製は、運用設計を誤ると一包化監査支援システムの能力を十分に発揮できない典型例である。
 本発表では、当薬局における一包化監査支援システムの使用方法、機器選定の考え方、PROOFIT 1DⅡを採用した理由、実データに基づく安全性への効果を報告する。一包化監査支援システムの精度が後工程を円滑にし、調剤の一部外部委託における品質管理と医療安全を支えることを、現場運用の実際とともに示す。


【略歴】
京都薬科大学 卒業
株式会社マツモトキヨシ
有限会社ハートフルケア
現在、株式会社24MEDICAL代表取締役として、薬局業務改善、在宅医療、調剤の一部外部委託における安全性向上に取り組む。

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