講演情報
[O-4-17]保険薬局におけるHIV感染症治療支援と地域連携―共同認定制度創設と薬局機能の展望―
田橋 美佳 (薬樹(株)薬樹薬局三ツ沢)
【目的】抗HIV療法の進歩によりHIV感染症は慢性疾患化し、PWH(People with HIV)の課題は合併症管理やポリファーマシーへの対応など生活支援へと移行している。一方、専門的なHIV診療は引き続き拠点病院が担っており、地域の医療・介護資源との連携強化が求められている。2026年4月より日本エイズ学会と日本病院薬剤師会による「HIV感染症認定・専門薬剤師制度」の共同運営が開始された。本発表では制度創設の背景を共有するとともに、保険薬局における治療支援の実践から、長期療養時代に求められる薬局薬剤師の役割を考察する。
【方法】2007年以降の保険薬局におけるHIV感染症患者への薬学的支援の実践をもとに、拠点病院との連携内容を整理した。また、薬学的介入や多職種連携の実践事例から、長期療養時代に求められる保険薬局の役割について考察した。
【結果】保険薬局では服薬アドヒアランス低下への介入、薬物相互作用の回避、認知機能や精神心理面の変化の把握、在宅療養支援など多様な薬学的介入を行っていた。また、継続的な関わりを通じて生活背景を把握し、必要に応じて医療機関との情報共有を実施していた。さらに、プライバシーへの配慮や社会的孤立が懸念される患者への継続的な支援にも取り組んでいた。
【考察】共同認定制度の創設は、地域でHIV診療を支える薬局薬剤師の専門性を可視化し、その質を担保する基盤となる。長期療養時代において保険薬局には薬物療法管理に加え、生活支援や社会的孤立の予防を含めた継続的な患者支援が求められる。今後は拠点病院と地域の医療・介護資源が連携するネットワークの中で、保険薬局が患者支援のハブ機能を担い、PWHが希望する医療・介護サービスを切れ目なく受けられる体制の構築が期待される。
【方法】2007年以降の保険薬局におけるHIV感染症患者への薬学的支援の実践をもとに、拠点病院との連携内容を整理した。また、薬学的介入や多職種連携の実践事例から、長期療養時代に求められる保険薬局の役割について考察した。
【結果】保険薬局では服薬アドヒアランス低下への介入、薬物相互作用の回避、認知機能や精神心理面の変化の把握、在宅療養支援など多様な薬学的介入を行っていた。また、継続的な関わりを通じて生活背景を把握し、必要に応じて医療機関との情報共有を実施していた。さらに、プライバシーへの配慮や社会的孤立が懸念される患者への継続的な支援にも取り組んでいた。
【考察】共同認定制度の創設は、地域でHIV診療を支える薬局薬剤師の専門性を可視化し、その質を担保する基盤となる。長期療養時代において保険薬局には薬物療法管理に加え、生活支援や社会的孤立の予防を含めた継続的な患者支援が求められる。今後は拠点病院と地域の医療・介護資源が連携するネットワークの中で、保険薬局が患者支援のハブ機能を担い、PWHが希望する医療・介護サービスを切れ目なく受けられる体制の構築が期待される。
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