講演情報
[O-4-18]薬局店頭での簡易心電計による心電図測定効果考察のための調査研究
太田 恒一郎1, 中西 亜沙子1, 平松 詩織1, 坪井 寛明2, 清水 亮3, 永田 雅史4, 志賀 友香理5, 平野 統久6, 鈴木 匡7 (1.(株)スギ薬局 スギ薬局 長篠店, 2.瓜破店, 3.西金沢店, 4.福町店, 5.高横須賀店, 6.人財開発部 DI課, 7.名古屋市立大学 薬学部)
【目的】現在、携帯心電計を用いた非侵襲的な自己測定は薬局店頭でも簡便に行う事ができる。今まで学術的な記録が取られてこなかった患者自己測定において、測定の記録と異常事例を収集し、その頻度や受診勧奨後の状況などを解析・考察することで薬局店頭での心電図測定効果を検証し、患者の循環器治療に貢献できる可能性を検討した。
【方法】2025年5月から9月までの期間、スギ薬局5店舗に携帯心電計を設置し、来局者による心電図自己測定を実施した。測定後に薬剤師が機器に表示された結果を確認し、異常があれば医師報告や受診勧奨等を行った。合わせてWEBアンケートも実施した。
【結果】5店舗で239名のべ329回の心電図測定を実施した。機器による心電図異常がでたものが55例、機器の誤判定が疑われるものが69例観察された。異常の内容は、高い心拍数、QT延長、不規則な心電図調律、低い心拍数などであった。受診勧奨したものは5例、医師へトレーシングレポートを実施したものは9例、疑義照会を行ったものは3例であった。アンケートでは、86%の方が測定は容易にできたと答えており、94%の方が薬局店頭でまた測定をしてみたいとの回答であった。
【考察】薬局店頭での携帯心電計による測定は、医薬品の効果と有害反応を薬剤師が確認する為に有益であり、測定の容易さから血圧測定などと同様に、薬局での測定機材として期待できることが示された。アンケート結果からも患者にストレスなく簡便に実施できる事も示された。実際、未治療心房細動の治療開始に繋がった事例、QT延長発見により薬剤減量に繋がった事例もあり、心源性脳塞栓やトルサード・ド・ポアンのリスクを減らす事で、患者のQOL向上に寄与したと考えられる。また、機器の判定結果は一定の割合で誤判定が存在する可能性があり、薬局薬剤師は経験豊かな他職種指導のもとで心電図判読力を高める必要がある。
【方法】2025年5月から9月までの期間、スギ薬局5店舗に携帯心電計を設置し、来局者による心電図自己測定を実施した。測定後に薬剤師が機器に表示された結果を確認し、異常があれば医師報告や受診勧奨等を行った。合わせてWEBアンケートも実施した。
【結果】5店舗で239名のべ329回の心電図測定を実施した。機器による心電図異常がでたものが55例、機器の誤判定が疑われるものが69例観察された。異常の内容は、高い心拍数、QT延長、不規則な心電図調律、低い心拍数などであった。受診勧奨したものは5例、医師へトレーシングレポートを実施したものは9例、疑義照会を行ったものは3例であった。アンケートでは、86%の方が測定は容易にできたと答えており、94%の方が薬局店頭でまた測定をしてみたいとの回答であった。
【考察】薬局店頭での携帯心電計による測定は、医薬品の効果と有害反応を薬剤師が確認する為に有益であり、測定の容易さから血圧測定などと同様に、薬局での測定機材として期待できることが示された。アンケート結果からも患者にストレスなく簡便に実施できる事も示された。実際、未治療心房細動の治療開始に繋がった事例、QT延長発見により薬剤減量に繋がった事例もあり、心源性脳塞栓やトルサード・ド・ポアンのリスクを減らす事で、患者のQOL向上に寄与したと考えられる。また、機器の判定結果は一定の割合で誤判定が存在する可能性があり、薬局薬剤師は経験豊かな他職種指導のもとで心電図判読力を高める必要がある。
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