講演情報
[O-5-04]薬局来局者における相談しやすさと薬剤師の性別希望に関連する要因の検討
佐々木 貴哉1, 佐々木 駿介2, 宮原 明美3, 八重樫 千尋4, 岡田 汰一5, 丸田 勇樹2,6 (1.(株)フロンティア フロンティア薬局 中園店, 2.日立店, 3.中の島店, 4.前沢店, 5.幣舞店, 6.国際医療福祉大学大学院薬学研究科)
【目的】セルフメディケーション推進や緊急避妊薬の取り扱い拡大に伴い、薬局には健康支援拠点としての役割が求められる。一方で、デリケートな相談には心理的障壁が存在し得る。本研究は、薬局来局者の「薬剤師への相談しやすさ」と「対応する薬剤師の性別希望」に関連する要因を明らかにすることを目的とした。
【方法】薬局来局者248名へ無記名自記式質問紙調査を2026年5月に実施した。相談しやすさを0~10点(高得点ほど相談しやすい)で評価し、これを目的変数、性別、年齢、薬局利用頻度を説明変数とする重回帰分析を行った。次に「薬剤師の性別希望の有無」を目的変数とし、性別、年齢、利用頻度、性感染症(STI)等相談内容別の抵抗感を説明変数とするロジスティック回帰分析を行った。全ての解析はIBM SPSS Statistics 30 を用い、有意水準を5 %とした。本研究は、茨城県薬剤師会倫理審査委員会の承認を得て実施した。
【結果】重回帰分析の結果、相談しやすさスコアに対して、年齢(β=0.356, p < 0.001 )、薬局利用頻度(β=-0.563, p=0.033 )が有意な関連を示した。また、ロジスティック回帰分析の結果、薬剤師に対する「性別希望あり」と有意に関連する要因として、患者が女性であること(OR = 4.83, 95 %CI:1.79 - 13.04, p=0.002 )、およびSTIに関する相談への抵抗感があること(OR=4.46, 95 %CI:1.13 - 17.65, p=0.033 )が抽出された。
【考察】若年層や非定期利用層で相談しやすさが低く、かかりつけ関係の未構築が心理的障壁となる可能性が推察された。また女性やSTI相談に抵抗感がある患者は、対応者の性別に希望を抱く割合が高かった。対象者数等の限界はあるが、薬局が健康支援拠点として機能するには、プライバシー配慮に加え、患者が対面前に対応薬剤師の希望を負担なく表明できる仕組み(問診票や事前予約等)の整備が必要である。
【方法】薬局来局者248名へ無記名自記式質問紙調査を2026年5月に実施した。相談しやすさを0~10点(高得点ほど相談しやすい)で評価し、これを目的変数、性別、年齢、薬局利用頻度を説明変数とする重回帰分析を行った。次に「薬剤師の性別希望の有無」を目的変数とし、性別、年齢、利用頻度、性感染症(STI)等相談内容別の抵抗感を説明変数とするロジスティック回帰分析を行った。全ての解析はIBM SPSS Statistics 30 を用い、有意水準を5 %とした。本研究は、茨城県薬剤師会倫理審査委員会の承認を得て実施した。
【結果】重回帰分析の結果、相談しやすさスコアに対して、年齢(β=0.356, p < 0.001 )、薬局利用頻度(β=-0.563, p=0.033 )が有意な関連を示した。また、ロジスティック回帰分析の結果、薬剤師に対する「性別希望あり」と有意に関連する要因として、患者が女性であること(OR = 4.83, 95 %CI:1.79 - 13.04, p=0.002 )、およびSTIに関する相談への抵抗感があること(OR=4.46, 95 %CI:1.13 - 17.65, p=0.033 )が抽出された。
【考察】若年層や非定期利用層で相談しやすさが低く、かかりつけ関係の未構築が心理的障壁となる可能性が推察された。また女性やSTI相談に抵抗感がある患者は、対応者の性別に希望を抱く割合が高かった。対象者数等の限界はあるが、薬局が健康支援拠点として機能するには、プライバシー配慮に加え、患者が対面前に対応薬剤師の希望を負担なく表明できる仕組み(問診票や事前予約等)の整備が必要である。
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