講演情報
[O-7-01]資格確認書利用者の声から見る、マイナ保険証の患者意識と薬局対応の検討
保谷 薫美子 ((株)アイセイ薬局 後楽園店)
【目的】医療機関におけるオンライン資格確認の導入が進む一方、依然として資格確認書を利用する患者が一定数存在する。その背景には操作不安、制度への不信、個人情報保護への懸念など多様な要因が想定されるが、薬局における支援が利用意向に与える影響は十分に検討されていない。本研究は、資格確認書利用者の意識を明らかにし、マイナンバーカード(以下、カード)保険証利用促進に向けた薬局の支援策を検討することを目的とした。
【方法】2025年10月1日~2026年1月29日にアイセイ薬局後楽園店に来局した資格確認書利用者70名を対象に、属性、資格確認書を選択した理由(制度・操作・薬局・心理の4分類、複数回答)、条件付きカード利用意向(5件法)、総合利用意向(5件法)、自由記載を紙面にて調査した。数値項目は単純集計し、5件法は1~5点で集計した。さらに、カード作成の有無により利用意向の比較を行った。
【結果】資格確認書を選択した理由では、「個人情報の取り扱いが心配」57.1%、「現在の生活で困らない」55.7%が多かった。条件付きカード利用意向では、「高額な窓口負担軽減があるなら」41.5%、「困った時の説明体制があれば」38.6%が肯定的回答として多かった。カード作成者(33名)は非作成者(37名)より肯定的意向が高く、とくに「受付機操作サポート」では42.4%と18.9%で差がみられた。
【考察】資格確認書選択の背景には、個人情報への不安や現状の不便の少なさなどの心理的抵抗があり、利便性の提示だけではカード保険証利用に結びつきにくいことが示唆された。一方、窓口負担軽減、操作支援、説明体制など薬局で提供可能な支援は利用意向の向上に寄与し、とくにカード作成者で効果が大きかった。以上より、心理的不安への丁寧な対応と、操作・制度面のサポートを組み合わせた薬局支援がカード保険証利用促進に有用であると考えられる。
【方法】2025年10月1日~2026年1月29日にアイセイ薬局後楽園店に来局した資格確認書利用者70名を対象に、属性、資格確認書を選択した理由(制度・操作・薬局・心理の4分類、複数回答)、条件付きカード利用意向(5件法)、総合利用意向(5件法)、自由記載を紙面にて調査した。数値項目は単純集計し、5件法は1~5点で集計した。さらに、カード作成の有無により利用意向の比較を行った。
【結果】資格確認書を選択した理由では、「個人情報の取り扱いが心配」57.1%、「現在の生活で困らない」55.7%が多かった。条件付きカード利用意向では、「高額な窓口負担軽減があるなら」41.5%、「困った時の説明体制があれば」38.6%が肯定的回答として多かった。カード作成者(33名)は非作成者(37名)より肯定的意向が高く、とくに「受付機操作サポート」では42.4%と18.9%で差がみられた。
【考察】資格確認書選択の背景には、個人情報への不安や現状の不便の少なさなどの心理的抵抗があり、利便性の提示だけではカード保険証利用に結びつきにくいことが示唆された。一方、窓口負担軽減、操作支援、説明体制など薬局で提供可能な支援は利用意向の向上に寄与し、とくにカード作成者で効果が大きかった。以上より、心理的不安への丁寧な対応と、操作・制度面のサポートを組み合わせた薬局支援がカード保険証利用促進に有用であると考えられる。
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