講演情報

[O-7-02]調剤薬局18店舗におけるビニール薬袋リユースの実践とCO2削減効果の定量的評価

佐藤 良美1,2, 山田 哲也1, 黒岩 志穂1,2, 田中 智絵1,2, 杉山 健太郎3, 石井 雅雄1,2, 岡本 純一郎1,2, 加藤 耕次1,2 (1.(株)加藤, 2.(有)リベルテ, 3.東京薬科大学 総合学修・教育センター)
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【目的】脱炭素化への取り組みが求められる中、調剤薬局においてもプラスチック使用量削減への対応が求められている。加藤薬局グループ(当グループ)では持続可能な開発目標(SDGs)活動の一環として、ビニール薬袋の再利用を開始した。本取り組みでは、薬袋リユースの実施状況を調査するとともに、プラスチック使用量削減によるCO2排出削減効果を定量的に評価した。
【方法】リユースしたビニール薬袋はサイズを問わず枚数を集計した。集計期間は2025年11月から2026年4月までとした。CO2削減量は、薬袋重量およびポリエチレンのライフサイクル全体におけるCO2排出量の計算式を用い、リユース枚数×0.00367kg×4.655により算出した。
【結果】当グループ18店舗において、ビニール薬袋リユースは、6か月間で3885枚を再利用された。開始月の月別リユース枚数は201枚であったが、徐々に増加し最終月には、791枚まで増加した。薬袋リユース導入により、CO2排出量が66kg削減と推定された。
【考察】ビニール薬袋のリユースにより、調剤薬局業務において多くのCO2排出削減効果が得られたことやリユース数が徐々に増加したことから近年の環境意識の高まりを背景に、患者の理解および協力が浸透し今後多くの医療機関でも定着される可能性が見いだされた。そして本取り組みでは、リユース枚数増加に伴う環境負荷低減への寄与が示唆された。一方、現時点の推移では目標達成には更なる取り組みが必要であり、今後は周知活動を継続させることによりリユース率向上を図りたい。

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