講演情報

[O-7-04]薬局における欠品要因の分析と、欠品対策の最適化に係る研究

佐藤 虎之介 ((株)エヌ・エム・アイ ALPHAS薬局 春日店)
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【目的】薬局における医薬品欠品は、患者サービス低下や業務負担増大の要因となる。本研究では、欠品記録と薬局スタッフへのアンケート調査を通じ、欠品要因と対策の実施状況を分析し、認識と実態の乖離を明らかにするとともに、店舗特性に応じた在庫管理手法を検討した。
【方法】2025年4月1日~12月31日の当社薬局の欠品記録を対象に、欠品日・品目・理由を集計した。併せて欠品対策に関するアンケートを実施し、欠品対策の有効性認識と実施状況を調査した。
【結果】防止可能と認識された要因は「発注・設定ミス」が最多で、次いで「季節性増加」「週末・週明けの在庫不足」が続いた。一方、「新規採用品目」「出荷調整品」は防止困難と認識されていた。実施中の対策は「手動による発注点管理」、「目視確認」、「他店融通」など人的対応が中心であった。実施率は低い一方で、高い有効性が認識されていた対策は「最大出庫量を基にした発注点の設定」や「安全在庫日数の変更」などシステム設定関連項目と、「発注設定の定期的な見直し」であった。また、欠品記録では、「発注・設定ミス」による欠品が最多で、「新規処方」「処方量変更」が続いた。欠品記録においては店舗間の差が大きく、一部大型店舗では「発注・設定ミス」が欠品理由として顕著であった。
【考察】欠品の主因は、発注・在庫管理におけるシステム運用設定の不備と考えられた。人的確認中心の運用には限界があり、認識と実運用に乖離が存在していた。また、店舗間差から運用スキルや管理体制の影響が示唆された。欠品対策には、情報共有強化、運用統一と教育、需要変動を踏まえた在庫戦略の再設計など組織的対応が必要であり、将来的にはAI等を活用した需要予測・在庫最適化の有用性が期待される。

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