講演情報

[O-7-06]薬局におけるLINEフォローアップに対する生成AI活用の実態調査

佐竹 志穂1, 浅貝 健介2, 安保 昴暉3, 近藤 隆瑛4, 佐藤 琴音5, 四宮 優4, 滝澤 一輝6, 竹川 光7, 辻 琴絵8, 西口 宏一9, 松原 千明10, 吉丸 史菜11, 平野 徹12 (1.(株)アカカベ アカカベ薬局 津の辺店, 2.上新庄店, 3.成田西町店, 4.守口松下町店, 5.中川店, 6.交野店, 7.荒本店, 8.扇町店, 9.寺方店, 10.足代店, 11.西鴻池町店, 12.肥後橋店)
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【目的】ICTを活用した患者フォローアップ(FU)は、返信業務の負荷増大が課題となる。当グループでは効率化に向け、生成AIの活用を推進してきた。本研究はFU業務におけるAIの具体的な活用実態と業務負担軽減への寄与度を明らかにし、運用の課題を抽出することで、
よりきめ細やかなフォローアップを実現する手がかりを得ることを目的とする。
【方法】2026年5月に当グループの調剤薬局全69店舗の薬剤師を対象にWebアンケート調査を実施し、記述統計およびクロス集計、
加えて定性的解析を行った。
【結果】解析対象の54名のうち、FU時にAIを使用したことがある者は39名(72.2%)で、処方箋枚数が1000枚以上の繁忙店舗については使用率が高かった。AI使用者39名のうち92.3%が時短効果を実感し、うち35.9%が5分以上の大幅な短縮と回答した。この大幅な時短を実感した割合は、1-5年目の26%に対し、6年目以上のベテラン層では45%以上と高値を示した。使用目的は例文作成(71.8%)が最多で、半数以上が妥当性に満足していた。非利用の理由はハルシネーションの可能性が最多であり、次いで使用方法や社内ルールが明確で無い点が挙げられた。定性解析では内容要約の有用性が挙がった一方、新人の能力低下に対する懸念も示された。
【考察】AIの活用はFU業務の明確な時短に寄与し、特にベテラン層で恩恵が大きい。臨床経験豊富なベテラン層ほど入力情報の具体化に
優れ、実用性の高い出力を効率的に導出できている可能性を示唆している。一方で、ハルシネーションの恐れや使用方法、ルールの不明確性が不使用の要因となった。薬剤師が内容の妥当性を検証した上で使用する体制を前提とした上で、運用ルールを明確化し、安全な医療DXを推進することが、薬剤師の心理的・時間的ゆとりを生み出し、よりきめ細やかなフォローアップを実現する鍵であると考える。

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