講演情報
[O-7-21](株)トモズ在籍の薬局薬剤師における一般性自己効力感の変動に関わる業務内の経験について
佐治 公寛1, 浅羽 広寛2 (1.(株)トモズ 薬局トモズ 青葉台店, 2.調剤事業部)
【目的】近年、かかりつけ薬剤師指導料の算定率は低迷している。社会学習理論における概念である一般性自己効力感(GSE)は尺度により評価され、課題に対する行動を予測できるとされる。第19回日本薬局学会学術総会において、GSEの高さとかかりつけ経験の関連が報告された。しかし、薬剤師のGSE向上施策の報告は限られている。GSEは「達成経験」「代理的経験」「言語的説得」「情動的喚起」の4要素から形成される。本研究では、薬局業務での経験とGSE変動の関連を明らかにし、GSE向上に資する施策検討の一助とすることを目的とした。
【方法】薬局トモズ在籍薬剤師を対象に匿名アンケート調査を2回実施した(初回:2026年4月22日~28日、2回目:5月12日~18日)。初回は属性及びGSE、2回目は調査後に経験した4要素の自由記述及びGSEを収集した。GSEは一般性セルフ・エフィカシー尺度(GSES)で評価した。自由記述は共起ネットワーク、クラスター分析を基に分類し、下位テーマを作成した。各テーマ経験の有無を説明変数、2回目GSES得点を目的変数、初回GSES得点を共変量として単変量回帰分析を行い、p値と理論的重要性から選択した変数で多変量回帰分析を行った。
【結果】有効回答数は86名。下位テーマは、達成経験は「長期目標達成」「長期目標未達」「日常業務達成経験」「日常業務失敗経験」、代理的経験は「代理達成経験」「代理失敗経験」、言語的説得は「肯定的説得」「否定的説得」、情動的喚起は「緊張」「ストレス」とした。単変量回帰分析では「日常業務達成経験」「代理達成経験」「肯定的説得」がGSES得点上昇と有意に関連した(p<0.05)。多変量回帰分析では「日常業務達成経験」のみが独立して有意に関連した(p<0.05)。
【考察】本結果は、小さい達成経験でも認識することがGSEの向上に繋がるという知見と整合している。日常業務の達成経験を認識しやすくする施策がGSE向上に繋がる可能性が示唆された。
【方法】薬局トモズ在籍薬剤師を対象に匿名アンケート調査を2回実施した(初回:2026年4月22日~28日、2回目:5月12日~18日)。初回は属性及びGSE、2回目は調査後に経験した4要素の自由記述及びGSEを収集した。GSEは一般性セルフ・エフィカシー尺度(GSES)で評価した。自由記述は共起ネットワーク、クラスター分析を基に分類し、下位テーマを作成した。各テーマ経験の有無を説明変数、2回目GSES得点を目的変数、初回GSES得点を共変量として単変量回帰分析を行い、p値と理論的重要性から選択した変数で多変量回帰分析を行った。
【結果】有効回答数は86名。下位テーマは、達成経験は「長期目標達成」「長期目標未達」「日常業務達成経験」「日常業務失敗経験」、代理的経験は「代理達成経験」「代理失敗経験」、言語的説得は「肯定的説得」「否定的説得」、情動的喚起は「緊張」「ストレス」とした。単変量回帰分析では「日常業務達成経験」「代理達成経験」「肯定的説得」がGSES得点上昇と有意に関連した(p<0.05)。多変量回帰分析では「日常業務達成経験」のみが独立して有意に関連した(p<0.05)。
【考察】本結果は、小さい達成経験でも認識することがGSEの向上に繋がるという知見と整合している。日常業務の達成経験を認識しやすくする施策がGSE向上に繋がる可能性が示唆された。
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