講演情報

[O-7-23]長期的混合研究による薬局内遠隔服薬指導の受容性と課題

岡藤 勇希1,2, 宋 思超1,2, 三澤 佳祐3, 紫牟田 莉帆3, 石黒 浩2 (1.(株)サイバーエージェント AI Lab, 2.大阪大学 基礎工学研究科, 3.(株)MG-DX)
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【目的】薬局内遠隔服薬指導は、来局患者に対して他拠点の薬剤師がオンラインで服薬指導を行い、店舗間で薬剤師リソースを共有する運用である。本研究では、6か月間の長期的調査により、患者受容性、操作支援の変化、従業員からみた運用課題を明らかにする。
【方法】2025年8月から2026年1月まで実店舗内に遠隔服薬指導ブースを導入した。導入初期および導入後期に利用患者アンケート各30名、計60名を実施し、アンケート期間中の利用患者78名について、店舗スタッフによる物理サポートの有無を観察した。さらに、店舗従業員および遠隔対応薬剤師に対して導入前、導入初期、導入後期の3時点で半構造化インタビューを行った。
【結果】患者評価は全項目で5段階尺度の中点以上であり、導入初期から後期にかけて利便性は3.50から3.93、簡易さは4.07から4.30、満足度は3.64から3.83へ向上した。「薬剤師との対面と遜色ない」との回答は50.0%から65.0%へ増加し、物理サポート率は87.5%から36.8%へ低下した。従業員からは、専属的に遠隔服薬指導を担う薬剤師配置、店舗側と遠隔側の責任分界、接続前後の連携ルールが重要であるとの意見が得られた。
【考察】薬局内遠隔服薬指導は、長期的な運用改善により患者体験として成立し得る可能性が示された。一方、導入効果は通信機能だけでなく、案内、応需体制、責任と連携の設計に左右される。店舗間で専門職リソースを共有する薬局運営モデルとして、複数店舗での検証が課題であることが示された。

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