講演情報

[P-004-A]保険薬局を利用する外来高齢患者におけるオーラルフレイル該当者割合に関する横断研究

塚口 麻由美1, 尾崎 摩依2, 浜口 進悟2, 岡本 怜也3, 高橋 渉4 (1.クオール(株)かつはら薬局灘店, 2.薬局事業第七本部, 3.薬局事業第八本部, 4.教育研修本部)
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【目的】オーラルフレイルは身体的フレイルや死亡リスクと関連し、早期発見が重要である。OF-5は歯科診療室以外での活用を想定した自記式スクリーニングツールであり、非専門職による実施が可能である。本研究では、保険薬局を利用する65歳以上の外来患者を対象にOF-5該当者割合を明らかにすることを目的とした。
【方法】保険薬局10店舗を利用した65歳以上の外来患者を対象に、2026年4月13日から4月26日まで多施設横断研究を実施した。来局時に薬局職員が研究説明を行い、本人同意が得られた患者にOF-5を実施した。OF-5は本人回答を原則とし、必要に応じて質問文の読み上げ等の補助を行った。5項目中2項目以上に該当した場合をオーラルフレイルと定義した。主要評価項目はOF-5該当者割合とし、年齢層別、性別、各項目別の該当割合を記述した。
【結果】解析対象は463例で、平均年齢は78.7±7.2歳、年齢範囲は65-103歳であった。男性は185例(40.0%)、女性は278例(60.0%)であった。OF-5該当者は217例で、該当割合は46.9%であった。年齢層別の該当割合は、65-74歳41.2%、75-84歳46.0%、85歳以上57.0%であり、高年齢層ほど高い傾向を認めた。性別では男性50.3%、女性44.6%であった。各項目の該当割合は、歯の本数19本以下51.6%、固いものが食べにくい30.2%、食事中にむせる24.8%、口の渇きが気になる31.1%、発音しにくい21.2%であった。
【考察】保険薬局を利用する外来高齢患者の約半数がOF-5に該当し、加齢とともに該当割合が上昇することが示された。保険薬局は外来通院中の高齢患者と日常的に接する機会を有しており、口腔機能低下が疑われる患者の早期把握と歯科・医科・介護への橋渡し役として機能しうる可能性が示唆された。

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