講演情報

[P-005-B]保険薬局利用患者がOTC医薬品・医薬部外品を服用時に抱く不安事項に関する調査

斎藤 拓海1,2,3,4, 渡邊 大輔2, 鈴木 寛大3, 高橋 清大4 (1.総合メディカル(株) そうごう薬局 鹿島店, 2.上荒川店, 3.中岡店, 4.総合メディカル(株))
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【目的】2024年度の診療報酬改定により、地域支援体制加算の算定要件に48薬効群のOTC(以下市販薬)の取り扱いが追加されたことから、薬局でも市販薬や健康に関する相談に応じる体制整備が求められている。先行研究では市販薬服用前の不安について報告されているが、服用後の不安・疑問は明らかになっていない。本研究では、保険薬局が市販薬を使用する患者に対して適切な服薬支援・健康サポート体制を構築するにあたっての課題を検討することを目的に、市販薬購入後に感じる不安・疑問を調査・分析した。
【方法】2025年3月3日~5月30日の期間に、福島東地区のそうごう薬局7軒を利用した18歳~79歳の患者を対象に無記名アンケートを実施した。調査項目は市販薬使用経験の有無、使用経験がある品目、購入場所、購入後の不安の有無および内容、不安の解決有無についてとした。
【結果】回答者1055名のうち、916名は市販薬の使用経験があり、191名は市販薬購入後に不安を感じたことがあると回答した。不安内容(複数回答可)は395件に上り、内訳は他の薬との飲み合わせについてが最多であった。また、挙げられた不安のうち85件(21.5%)は解消できないままであることが判明し、未解消率が高いものは継続期間についてが最多であった。
【考察】今回の調査結果より、患者が感じやすい不安と未解消率が高い不安は異なることが判明した。飲み合わせ等個人差が少ない内容についてはネット等での検索がしやすいが、継続期間等患者ごとに回答が異なる内容についてはネット等での検索が困難であり、未解消率が高かったと推定する。今後保険薬局で市販薬販売時に服用支援の質をより強化するには、不安と感じやすい項目について理解し、説明することはもちろん、購入後の不安に対応できるフォローアップ体制を整備すること等、今後の対策を検討する必要があると考える。

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