講演情報
[P-008-B]新規吸入薬を使用する小児患者に対する初日および1週間後の薬局薬剤師による服薬フォローアップの有用性に関する検討
根本 一槻1, 宇佐美 碧2, 鈴木 彩夏1, 宮崎 春佳3, 日高 京香4, 都築 沙織5, 井本 圭亮6 (1.総合メディカル(株) そうごう薬局 雑色駅前店, 2.赤坂インターシティAIR店, 3.マチノマ大森店, 4.大森北店, 5.蒲田駅西口店, 6.総合メディカル(株))
【目的】小児の喘息治療等において、吸入薬の適切な手技習得は治療の成否を分ける極めて重要な要素である。また、薬局薬剤師による服薬期間中のフォローアップ(以下、FU)が義務化されたが、その実施タイミングに関する標準的な指標は確立されていない。我々の予備調査の結果、吸入薬においては「服薬初日」や「7日後」のサポートが患者家族から望まれている一方で、薬剤師は「初日」または「7日後」ではFUを実施していないことが判明した。そこで本研究では、小児の新規吸入薬使用患者に対し、患者ニーズに即した「1日目および7日目」にFUを実施し、トラブルの早期発見や安全性の担保における有用性を検討した。
【方法】2025年3月~5月、東京地区のそうごう薬局9店舗にて新規吸入薬が処方された0歳~12歳の患者を対象とした。介入群として、服薬1日目と7日目に電話等によるFUを実施し、問題点の把握頻度と介入内容を記録した。対照群として、前年同時期の従来のタイミングでのFU実施記録を後ろ向きに調査し、両群における問題点の発見率および治療経過を比較検討した。
【結果】介入群(24件)において、5件(20.8%)で問題点を把握した。把握した問題点(吸入不可、副作用の不安等)は全例が1日目のFUで発見されており、適切な介入により3件(60%)は7日目のFU時点で解消を確認できた。一方、前年の対照群(5件)では、FUによる問題点の把握は0件であった。
【考察】把握された問題点が1日目に集中していたことから、初回服用直後のFUは問題の早期発見・早期介入に有効であることが示された。また、7日目のFUは介入後の改善確認やアドヒアランスの維持を評価する場として機能した。患者が不安を感じやすい「初回」と、効果を確認したい「7日後」というニーズに合致したFUは、薬剤師業務の効率化と、小児吸入療法の安全性・有効性の向上に寄与すると考える。
【方法】2025年3月~5月、東京地区のそうごう薬局9店舗にて新規吸入薬が処方された0歳~12歳の患者を対象とした。介入群として、服薬1日目と7日目に電話等によるFUを実施し、問題点の把握頻度と介入内容を記録した。対照群として、前年同時期の従来のタイミングでのFU実施記録を後ろ向きに調査し、両群における問題点の発見率および治療経過を比較検討した。
【結果】介入群(24件)において、5件(20.8%)で問題点を把握した。把握した問題点(吸入不可、副作用の不安等)は全例が1日目のFUで発見されており、適切な介入により3件(60%)は7日目のFU時点で解消を確認できた。一方、前年の対照群(5件)では、FUによる問題点の把握は0件であった。
【考察】把握された問題点が1日目に集中していたことから、初回服用直後のFUは問題の早期発見・早期介入に有効であることが示された。また、7日目のFUは介入後の改善確認やアドヒアランスの維持を評価する場として機能した。患者が不安を感じやすい「初回」と、効果を確認したい「7日後」というニーズに合致したFUは、薬剤師業務の効率化と、小児吸入療法の安全性・有効性の向上に寄与すると考える。
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