講演情報
[P-009-C]薬局薬剤師による花粉症軽減のための取り組み~初期療法・減感作療法導入のための手紙の効果~
杉谷 貢優1, 田中 麻倫子2, 村上 伸子3, 山口 優4, 東川 俊彦5, 三谷 貴一6 (1.総合メディカル(株)中央薬局, 2.そうごう薬局 蔵王店, 3.御門店, 4.西条店, 5.東川耳鼻咽喉科医院, 6.総合メディカル(株))
【目的】花粉症の治療において、花粉飛散前の抗アレルギー薬の投与(以下、初期療法)が症状軽減に有効であることは広く知られているものの、症状が現れてから受診する患者も少なくない。また、スギ花粉症に対し減感作療法による根治療法も注目されているが、薬局から医療機関を紹介するような介入の報告は限られている。今回、耳鼻咽喉科専門医監修のもと、初期療法および減感作療法の啓発を薬局窓口で行い、花粉症シーズン前に手紙を送り初期療法のための受診を促す取り組みを行ったので報告する。
【方法】2024年3月1日から4月30日の間、広島地区のそうごう薬局11薬局にて抗アレルギー内服薬を花粉症で処方された初期療法・減感作療法どちらも行っていない患者を対象とし、初期療法の認知度を確認するとともに、資材を用いた説明を行った。さらに、2024年12月より初期療法に関する手紙を送り、その後早期受診に繋がったかを調査した。なお、手紙にはスギ花粉症患者は減感作療法のお知らせも同封し、その後の治療経過について追跡した。
【結果】本取り組みの対象患者は39名だった。39名のうち、初期療法を認知していた患者は29名(74.4%)だった。手紙送付者は30名(76.9%)で、そのうち17名が翌年シーズンに来局した。17名のうち手紙が早期受診のきっかけになった患者は11名(64.7%)であった。一方、スギ花粉症患者は手紙を送付した30名中12名(40.0%)で、減感作療法を行った患者は0名であった。
【考察】今回の結果から、初期療法は十分認知されており、薬局からの手紙による情報提供が早期受診を促す一助となった事が示唆された。一方で、今回の介入方法では減感作療法へは繋がらなかった。自身の症状・経済面等総合的に考慮し治療を選択していくうえで、本取り組みは今後の薬局のアプローチのひとつとして有効だと考える。
【方法】2024年3月1日から4月30日の間、広島地区のそうごう薬局11薬局にて抗アレルギー内服薬を花粉症で処方された初期療法・減感作療法どちらも行っていない患者を対象とし、初期療法の認知度を確認するとともに、資材を用いた説明を行った。さらに、2024年12月より初期療法に関する手紙を送り、その後早期受診に繋がったかを調査した。なお、手紙にはスギ花粉症患者は減感作療法のお知らせも同封し、その後の治療経過について追跡した。
【結果】本取り組みの対象患者は39名だった。39名のうち、初期療法を認知していた患者は29名(74.4%)だった。手紙送付者は30名(76.9%)で、そのうち17名が翌年シーズンに来局した。17名のうち手紙が早期受診のきっかけになった患者は11名(64.7%)であった。一方、スギ花粉症患者は手紙を送付した30名中12名(40.0%)で、減感作療法を行った患者は0名であった。
【考察】今回の結果から、初期療法は十分認知されており、薬局からの手紙による情報提供が早期受診を促す一助となった事が示唆された。一方で、今回の介入方法では減感作療法へは繋がらなかった。自身の症状・経済面等総合的に考慮し治療を選択していくうえで、本取り組みは今後の薬局のアプローチのひとつとして有効だと考える。
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