講演情報
[P-010-A]保険薬局が継続的に訪問対応する在宅高齢患者におけるオーラルフレイル該当者割合に関する横断研究
大西 宏来1, 尾崎 摩依2, 浜口 進悟2, 岡本 怜也3, 高橋 渉4 (1.クオール(株)クオール薬局杭瀬本店, 2.薬局事業第七本部, 3.薬局事業第八本部, 4.教育研修本部)
【目的】在宅療養高齢者では、身体機能低下、低栄養、社会的孤立などが複合的に関与し、口腔機能低下が潜在している可能性がある。一方、通院困難により口腔機能を評価する機会は限られる。本研究では、保険薬局が訪問対応する65歳以上の在宅高齢患者を対象に、OF-5該当者割合を明らかにすることを目的とした。
【方法】保険薬局10店舗が訪問対応している65歳以上の在宅患者を対象に、2026年4月13日から5月13日まで横断研究を実施した。薬剤師が患者宅等への訪問時に研究説明を行い、本人または代諾者から同意を取得したうえでOF-5を実施した。OF-5は本人回答を原則とし、必要に応じて補助下本人回答または代理回答を認めた。5項目中2項目以上に該当した場合をオーラルフレイルと定義した。
【結果】解析対象は55例、平均年齢は86.4±6.8歳、男性14例、女性41例であった。回答者区分は本人回答44例、補助下本人回答7例、代理回答4例であった。OF-5該当者は29例、該当割合は52.7%であった。年齢層別では65-74歳50.0%、75-84歳66.7%、85歳以上48.7%、性別では男性71.4%、女性46.3%であった。項目別では、残存歯数19本以下が69.1%と最も高く、固いものが食べにくい34.5%、口の渇きが気になる・発音しにくいが各27.3%、食事中にむせる21.8%であった。
【考察】在宅高齢患者の半数超がOF-5に該当し、口腔機能低下が潜在している可能性が示された。特に残存歯数19本以下の割合が高く、在宅療養者における口腔管理や歯科受診機会の課題が示唆された。訪問時にOF-5を活用することで、薬局がオーラルフレイルの早期発見や歯科・栄養・リハビリ等の多職種連携の起点となる可能性がある。ただし症例数は限られており、今後の症例集積が必要である。
【方法】保険薬局10店舗が訪問対応している65歳以上の在宅患者を対象に、2026年4月13日から5月13日まで横断研究を実施した。薬剤師が患者宅等への訪問時に研究説明を行い、本人または代諾者から同意を取得したうえでOF-5を実施した。OF-5は本人回答を原則とし、必要に応じて補助下本人回答または代理回答を認めた。5項目中2項目以上に該当した場合をオーラルフレイルと定義した。
【結果】解析対象は55例、平均年齢は86.4±6.8歳、男性14例、女性41例であった。回答者区分は本人回答44例、補助下本人回答7例、代理回答4例であった。OF-5該当者は29例、該当割合は52.7%であった。年齢層別では65-74歳50.0%、75-84歳66.7%、85歳以上48.7%、性別では男性71.4%、女性46.3%であった。項目別では、残存歯数19本以下が69.1%と最も高く、固いものが食べにくい34.5%、口の渇きが気になる・発音しにくいが各27.3%、食事中にむせる21.8%であった。
【考察】在宅高齢患者の半数超がOF-5に該当し、口腔機能低下が潜在している可能性が示された。特に残存歯数19本以下の割合が高く、在宅療養者における口腔管理や歯科受診機会の課題が示唆された。訪問時にOF-5を活用することで、薬局がオーラルフレイルの早期発見や歯科・栄養・リハビリ等の多職種連携の起点となる可能性がある。ただし症例数は限られており、今後の症例集積が必要である。
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