講演情報

[P-011-B]地域認知症カフェにおける薬局の取り組みに関するアンケート(健康チェック・服薬支援機器展示)

西川 直人 ((株)アイセイ薬局 ユタカ薬局)
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【目的】地域包括ケアシステムの推進において、薬局には医薬品提供に加え、住民の健康支援や交流の場としての役割が期待されている。本研究では、認知症カフェにおける健康チェックや服薬支援装置の紹介が、参加者の服薬に関する認識や薬局・薬剤師の役割理解に及ぼす影響を検討した。
【方法】2025年10月23日に地域住民23名を対象として認知症カフェを開催した。服薬支援装置の紹介、下肢筋力測定、血管年齢測定を実施し、事前・事後アンケートを行った。調査項目は服薬不安、健康意識、薬局への期待等とし、回答は匿名で収集し記述統計により集計した。
【結果】参加者の多くは高齢者であった。事前アンケートでは、服薬忘れや見間違いに不安を感じる参加者は8名(34.8%)であった。服薬支援装置について「よく知っている」または「少し知っている」と回答した参加者は6名(26.1%)であり、「名前だけ知っている」を含めても8名(34.8%)であった。また、服薬支援装置の必要性を感じている参加者は8名(34.8%)であった。事後アンケートでは、服薬支援装置への理解が深まったと回答した参加者は11名(47.8%)、健康意識が向上した参加者は16名(69.6%)であった。また、薬局の地域活動への印象が向上した参加者は19名(82.6%)、今後も同様の活動への参加を希望した参加者は19名(82.6%)であった。
【考察】認知症カフェ内での情報提供および体験機会の提供により、参加者が自身の生活上の困りごとを具体化し、薬局を身近な相談資源として再認識する契機となった可能性が示唆された。特に、支援装置への関心の高さは、在宅医療や服薬サポートにおける薬局の役割拡大の可能性を示す。これらの結果は薬局が地域活動の「場」に機能的に関与する意義を示すものであり、今後の地域連携型薬局の活動設計に資する知見と考えられる。

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