講演情報

[P-012-C]小児ザナミビル吸入療法における投薬時評価とフォローアップの有用性ー薬局薬剤師の介入ー

金井 康至, 橋本 彩, 山雄 史子, 井上 哲也 (クオール(株) らいふ薬局深草店)
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【目的】小児インフルエンザに対するザナミビル吸入療法は、「吸入可能な場合に限り推奨」とされており、適切な患者選択と吸入手技の確認が重要である。薬局薬剤師は投薬時の吸入指導を通じて吸入可否を判断しているが、その妥当性についての検証は十分ではない。本研究では、投薬後フォローアップ(FU)を通じて吸入手技および治療経過を確認し、薬剤師による投薬時判断が適切であったかを検証するとともに、その介入意義を明らかにする。
【方法】2025年8月~2026年3月の期間、当薬局にてザナミビル吸入薬が処方された小児患者を対象とした。投薬時に吸入指導を実施し、吸入可能と判断された症例について、投薬後2~3日目にFUを行った。FUでは吸入手技、回復状況、副作用の有無を確認し、記録および医師への情報提供書を後向きに調査した。
【結果】対象62名中、44例でフォローアップを実施した。症状の改善は40例(90.9%)、症状継続または悪化は4例(9.1%)であった。FUにおいて吸入手技不良は認められなかった。 副作用は5例(11.4%)に認められ、受診推奨は2例(4.5%)であった。
【考察】本研究では、投薬時に薬剤師が吸入可能と判断した症例において、FUした例では吸入手技不良は認められなかった。これは、薬剤師による投薬時の評価と吸入指導が適切であったことを示唆する。ザナミビルは「吸入可能な場合に限り推奨」とされるが、本結果より、薬剤師が投薬時評価とFUを組み合わせることで、当該条件を実臨床において担保できる可能性が示された。また、FUにより副作用の把握や受診勧奨が実施されており、安全性確保および治療継続支援にも寄与していた。以上より、薬局薬剤師による投薬時評価と投薬後FUは、小児ザナミビル療法の適正使用を支える上で有用であると考えられた。

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