講演情報
[P-014-B]夜尿症患児の保護者の悩み・必要とする支援と、薬局薬剤師にできること
田中 慶子 ((株)アイセイ薬局 瀬田大江店)
【目的】夜尿症は小中学生の約6.4%が罹患する有病率の高い疾患であり、本人および家族に精神的・社会的負担をもたらす。しかし、他者に相談しにくい疾患であることから薬局で相談を受ける機会は少なく、保護者が抱える悩みや薬局に求める支援内容は十分に把握されていない。本研究では、薬局薬剤師への相談状況と、保護者が薬局に期待する役割を明らかにすることを目的とした。
【方法】2025年12月~2026年4月に、当店舗へ来局し、夜尿症治療薬が処方された患児の保護者を対象に、匿名自記式アンケート調査を実施した。調査項目は、治療内容、相談先、薬剤師への相談経験、薬剤師に相談しなかった理由、薬局に期待する支援である。
【結果】46名から回答を得た。多くの保護者が主な相談先を医師と挙げ、「医師に相談すれば十分」と回答した。一方、薬剤師に相談した保護者は少数であり、相談しなかった理由として「薬剤師に相談できるとは思わなかった」「医師の説明で十分と感じた」が示された。薬剤師に期待する支援(複数回答)としては、「薬の効果・副作用の説明」65.2%(30名)が最も多く、次いで「日常生活での工夫」54.3%(25名)、「原因や治療方法」50.0%(23名)が続いた。
【考察】今回の結果はサンプル数の点から探索的ではあるが、保護者が求める支援の幅広さを示した点に意義がある。保護者は服薬説明に加え、治療全体の理解促進や日常生活での工夫など、より包括的な支援に薬剤師の関与を期待していることが示唆された。一方で薬剤師を相談先として認識していない現状も明らかとなった。薬剤師が果たせる役割は、服薬支援、生活習慣の助言、受診勧奨など多岐にわたるが、これらが十分に周知されていないことが相談行動の阻害要因となっている可能性がある。今後は、薬局側から積極的に情報提供を行い、相談体制を明確に示すことで薬剤師の関与を高める取り組みが求められる。
【方法】2025年12月~2026年4月に、当店舗へ来局し、夜尿症治療薬が処方された患児の保護者を対象に、匿名自記式アンケート調査を実施した。調査項目は、治療内容、相談先、薬剤師への相談経験、薬剤師に相談しなかった理由、薬局に期待する支援である。
【結果】46名から回答を得た。多くの保護者が主な相談先を医師と挙げ、「医師に相談すれば十分」と回答した。一方、薬剤師に相談した保護者は少数であり、相談しなかった理由として「薬剤師に相談できるとは思わなかった」「医師の説明で十分と感じた」が示された。薬剤師に期待する支援(複数回答)としては、「薬の効果・副作用の説明」65.2%(30名)が最も多く、次いで「日常生活での工夫」54.3%(25名)、「原因や治療方法」50.0%(23名)が続いた。
【考察】今回の結果はサンプル数の点から探索的ではあるが、保護者が求める支援の幅広さを示した点に意義がある。保護者は服薬説明に加え、治療全体の理解促進や日常生活での工夫など、より包括的な支援に薬剤師の関与を期待していることが示唆された。一方で薬剤師を相談先として認識していない現状も明らかとなった。薬剤師が果たせる役割は、服薬支援、生活習慣の助言、受診勧奨など多岐にわたるが、これらが十分に周知されていないことが相談行動の阻害要因となっている可能性がある。今後は、薬局側から積極的に情報提供を行い、相談体制を明確に示すことで薬剤師の関与を高める取り組みが求められる。
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