講演情報
[P-016-A]かかりつけ薬剤師制度の認知向上に向けた標準化アプローチの有効性の検討
山田 哲也1, 佐藤 良美1,2, 黒岩 志穂1,2, 田中 智絵1,2, 杉山 健太郎3, 石井 雅雄1,2, 岡本 純一郎1,2, 加藤 耕次1,2 (1.(株)加藤, 2.(有)リベルテ, 3.東京薬科大学 総合学修・研修センター)
【目的】かかりつけ薬剤師制度は服薬管理の質向上や医療安全の確保に寄与する一方、患者の認知不足や薬剤師側の提案のばらつきが課題となっている。本研究では、制度認知向上および契約患者増加を目的として、信頼関係構築を基盤とした標準化アプローチの有効性を検討した。
【方法】当社全店19店舗において、患者との信頼関係構築を最優先方針として共有した。標準化項目として、1,かかりつけ契約前段階における担当薬剤師制の導入と可能な限り同一薬剤師による継続対応、2,患者から服薬や健康に関する相談・質問など能動的コミュニケーションがみられた場合を信頼関係形成の指標とする基準設定、3,多剤併用、認知機能低下、服薬アドヒアランス不良など、かかりつけ機能の必要性が高い患者への対象基準の明確化、4,制度周知のためのトークスクリプト作成と全店舗配信、5,店舗間での取り組み共有およびフィードバックを実施した。その上で、対象患者へ重点的に制度説明を行った。
【結果】取り組み開始前の昨年8月時点で2034人であった契約患者数は、本年3月には約2647人へ増加し、約30%増加した。また、かかりつけ薬剤師指導料算定率は3.5%から5.1%へ上昇した。
【考察】本取り組みの成果は、信頼関係構築を基盤とし、真にかかりつけ機能を必要とする患者へ重点化した標準化アプローチによるものと考えられる。一律的な提案ではなく、患者背景に応じた対象選定と説明を行う「選択的介入」が制度理解促進に寄与した可能性が示唆された。一方で、本検討は対照群を設けておらず、他要因の影響を十分に排除できていない点は限界であり、今後さらなる検証が必要である。
【方法】当社全店19店舗において、患者との信頼関係構築を最優先方針として共有した。標準化項目として、1,かかりつけ契約前段階における担当薬剤師制の導入と可能な限り同一薬剤師による継続対応、2,患者から服薬や健康に関する相談・質問など能動的コミュニケーションがみられた場合を信頼関係形成の指標とする基準設定、3,多剤併用、認知機能低下、服薬アドヒアランス不良など、かかりつけ機能の必要性が高い患者への対象基準の明確化、4,制度周知のためのトークスクリプト作成と全店舗配信、5,店舗間での取り組み共有およびフィードバックを実施した。その上で、対象患者へ重点的に制度説明を行った。
【結果】取り組み開始前の昨年8月時点で2034人であった契約患者数は、本年3月には約2647人へ増加し、約30%増加した。また、かかりつけ薬剤師指導料算定率は3.5%から5.1%へ上昇した。
【考察】本取り組みの成果は、信頼関係構築を基盤とし、真にかかりつけ機能を必要とする患者へ重点化した標準化アプローチによるものと考えられる。一律的な提案ではなく、患者背景に応じた対象選定と説明を行う「選択的介入」が制度理解促進に寄与した可能性が示唆された。一方で、本検討は対照群を設けておらず、他要因の影響を十分に排除できていない点は限界であり、今後さらなる検証が必要である。
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