講演情報
[P-017-B]患者向けRMP資材に関する薬局薬剤師の意識調査
菅野 祥世1, 服部 翔2 (1.(株)フロンティア フロンティア薬局 宇治駅前店, 2.大阪支店)
【目的】医薬品リスク管理計画(RMP)に基づき作成される患者向け資材は副作用の早期発見や重篤化予防に重要な役割を担う。2024年調剤報酬改定で特定薬剤管理指導加算3イが新設され、患者向けRMP資材を活用した服薬指導が評価対象となった。本研究では薬局薬剤師における患者向けRMP資材の利用状況と認識及び課題を明らかにすることを目的とした。
【方法】2026年2月9日から22日の期間でフロンティア大阪支店所属の薬剤師101名(回答率99%)を対象に、回答者の基礎情報、RMP資材の利便性・活用実態・課題に関するアンケート調査を実施した。統計解析はMann-WhitneyのU検定、順序ロジスティック回帰を用い、有意水準は0.05とした。
【結果】回答者100名、平均年齢42.70±10.61歳、薬剤師経験年数15.54±9.69年、患者向けRMP資材の使用頻度は月1~2回が最も多かった(61%)。資材が患者にとって役立つと回答したのは93名で、順序ロジスティック回帰では「飲み方」の説明が多いほど評価が高くなる傾向が有意であった(59名、オッズ比3.090、95%信頼区間1.31-7.66、P=0.012)。一方、副作用(93名)、薬効(42名)、相互作用(26名)、飲み忘れ(21名)、疾患(10名)説明との関連は有意ではなかった(いずれもP>0.05)。資材に課題があると回答したのは96名、内訳は「ページが多い」が62名と最も多く、「文字が多い」31名であったが、年齢や経験年数、使用頻度に有意な関係性はなかった(P>0.05)。充実を望む薬効群は抗悪性腫瘍薬と糖尿病治療薬が過半数を占めた。
【考察】患者向けRMP資材において、特に“飲み方”情報が薬剤師による有用性評価に影響している可能性が示唆された一方、ページ数や文字情報が多いといった点が活用の妨げとなり得る可能性も示された。抗悪性腫瘍薬や糖尿病治療薬などの領域で資材の充実性が求められ、情報量と可読性のバランスを考慮した資材が薬剤師による有用性に寄与すると考える。
【方法】2026年2月9日から22日の期間でフロンティア大阪支店所属の薬剤師101名(回答率99%)を対象に、回答者の基礎情報、RMP資材の利便性・活用実態・課題に関するアンケート調査を実施した。統計解析はMann-WhitneyのU検定、順序ロジスティック回帰を用い、有意水準は0.05とした。
【結果】回答者100名、平均年齢42.70±10.61歳、薬剤師経験年数15.54±9.69年、患者向けRMP資材の使用頻度は月1~2回が最も多かった(61%)。資材が患者にとって役立つと回答したのは93名で、順序ロジスティック回帰では「飲み方」の説明が多いほど評価が高くなる傾向が有意であった(59名、オッズ比3.090、95%信頼区間1.31-7.66、P=0.012)。一方、副作用(93名)、薬効(42名)、相互作用(26名)、飲み忘れ(21名)、疾患(10名)説明との関連は有意ではなかった(いずれもP>0.05)。資材に課題があると回答したのは96名、内訳は「ページが多い」が62名と最も多く、「文字が多い」31名であったが、年齢や経験年数、使用頻度に有意な関係性はなかった(P>0.05)。充実を望む薬効群は抗悪性腫瘍薬と糖尿病治療薬が過半数を占めた。
【考察】患者向けRMP資材において、特に“飲み方”情報が薬剤師による有用性評価に影響している可能性が示唆された一方、ページ数や文字情報が多いといった点が活用の妨げとなり得る可能性も示された。抗悪性腫瘍薬や糖尿病治療薬などの領域で資材の充実性が求められ、情報量と可読性のバランスを考慮した資材が薬剤師による有用性に寄与すると考える。
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