講演情報
[P-025-A]異なる服薬管理方法が混在する患者への「服薬管理帳」の導入がアドヒアランス改善に寄与した一例
圓田 裕司1, 田中 賢一2, 篠原 耕作2, 谷 磨砂美2 (1.(株)サッポロドラッグストアー サツドラ薬局 真駒内緑町店, 2.(株)サッポロドラッグストアー)
【目的】モメロチニブ導入後の服薬管理に課題を認めた骨髄線維症合併CMML患者に対し、薬剤師が個別の服薬支援を行い、アドヒアランス改善に寄与した一例を報告する。
【症例】70代男性。慢性骨髄単球性白血病(CMML)に対しアザシチジン治療を継続していたが、25クール施行後に貧血、食欲不振を認め一時中止となった。その後、CT検査で脾腫および左腎腫大を認め、骨髄検査により骨髄線維症と診断された。急性転化を示唆する所見は認められず、線維化および脾腫改善目的にモメロチニブが導入された。
【介入内容・結果】モメロチニブは200mg/dayで開始されたが、悪心・下痢により服薬継続が困難となり100mg/dayへ減量された。減量後は忍容性が改善し服用継続可能となった一方で、服用忘れや誤った倍量服用が複数回確認された。患者は多剤併用であり、一包化および服薬カレンダーで管理していたが、モメロチニブはボトル交付であり既存の管理方法に組み込みにくい点が課題であった。患者と服薬状況を振り返り、モメロチニブと併用薬を服用後に確認できる「服薬管理帳」を作成・交付した。交付後は定期的な服薬フォローアップを行い、服薬状況、副作用症状、体調変化を継続確認した。その結果、服用忘れおよび倍量服用は認められなくなった。
【考察】本症例では、注射治療から内服治療への移行により、患者自身の服薬管理能力が治療継続に大きく関与した。特に多剤併用下で一部薬剤のみ管理方法が異なる場合、既存の一包化や服薬カレンダーのみでは服薬エラーを十分に防げない可能性がある。薬剤師が服薬エラーの要因を評価し、患者と共有しながら管理方法を再構築したことが、アドヒアランス向上に寄与したと考える。ただし、単一症例であり、介入と臨床経過の因果関係は限定的である。今後は同様の症例を蓄積し、継続対応が服薬行動や治療継続に与える影響を検討する必要がある。
【症例】70代男性。慢性骨髄単球性白血病(CMML)に対しアザシチジン治療を継続していたが、25クール施行後に貧血、食欲不振を認め一時中止となった。その後、CT検査で脾腫および左腎腫大を認め、骨髄検査により骨髄線維症と診断された。急性転化を示唆する所見は認められず、線維化および脾腫改善目的にモメロチニブが導入された。
【介入内容・結果】モメロチニブは200mg/dayで開始されたが、悪心・下痢により服薬継続が困難となり100mg/dayへ減量された。減量後は忍容性が改善し服用継続可能となった一方で、服用忘れや誤った倍量服用が複数回確認された。患者は多剤併用であり、一包化および服薬カレンダーで管理していたが、モメロチニブはボトル交付であり既存の管理方法に組み込みにくい点が課題であった。患者と服薬状況を振り返り、モメロチニブと併用薬を服用後に確認できる「服薬管理帳」を作成・交付した。交付後は定期的な服薬フォローアップを行い、服薬状況、副作用症状、体調変化を継続確認した。その結果、服用忘れおよび倍量服用は認められなくなった。
【考察】本症例では、注射治療から内服治療への移行により、患者自身の服薬管理能力が治療継続に大きく関与した。特に多剤併用下で一部薬剤のみ管理方法が異なる場合、既存の一包化や服薬カレンダーのみでは服薬エラーを十分に防げない可能性がある。薬剤師が服薬エラーの要因を評価し、患者と共有しながら管理方法を再構築したことが、アドヒアランス向上に寄与したと考える。ただし、単一症例であり、介入と臨床経過の因果関係は限定的である。今後は同様の症例を蓄積し、継続対応が服薬行動や治療継続に与える影響を検討する必要がある。
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