講演情報

[P-028-A]服薬フォローアップにより5-ASA不耐疑いを聴取し減量となった一例

青松 玲奈 ((株)フロンティア フロンティア薬局浪岡店)
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【背景】潰瘍性大腸炎の治療においては、有効性と安全性の観点から5-ASA製剤が第一選択薬であり、その効果が治療予後に大きな影響を与える。しかしながら、5-ASA不耐と診断され服用継続困難となる症例が一定数存在する。今回、5-ASA製剤服用開始時の服薬フォローアップ(FU)実施により、不耐症状の早期発見と受診勧奨、およびその後の治療継続に繋がった一例について報告する。
【症例】40代女性、1週間以上持続する食欲不振・嘔気症状あり、その後下痢・血便症状を呈したため消化器科を受診。Day1、軽度~中等度の潰瘍性大腸炎と診断され、マルチマトリックス(MMX)型メサラジン4800mg/日の服用開始。Day4FU時、嘔気・血便等の症状改善がみられ、通常通りの食事摂取が可能となったことを聴取。Day14FU時、38℃台の発熱・食欲不振・血便症状の再発、首~肩にかけての筋肉硬直感の発現を確認。MMX型メサラジン不耐である可能性について説明し、早期の受診を勧奨。主治医へ服薬情報提供書を提出。Day21臨時受診時、発熱症状に対しアセトアミノフェン錠300mgの処方、MMX型メサラジン2400mg/日に減量し服用継続の指示あり。Day28定期受診時、解熱および血便症状の改善を確認。その後もMMX型メサラジン2400mg/日で治療継続となった。
【考察】5-ASA不耐の場合、投与開始後1~2週間程度の短期間に発症する場合が多く、その症状は潰瘍性大腸炎の臨床症状と類似している。本症例では、薬剤師が適切な時期にフォローアップにより介入することが5-ASA製剤による治療継続にとって有効であることが示された。症状の早期発見・受診勧奨並びに医師への情報提供を実現し、原疾患の増悪と判断がつかず対応に苦慮する患者の不安軽減に貢献できたと考える。

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