講演情報
[P-031-A]服薬情報提供書を用いた介入事例の検討と処方変更に至った1例
吉田 大純1, 鳥海 直大2, 加藤 聖優2, 原澤 祐輔3, 石川 優大4, 藤城 卓也5 (1.(株)千葉薬品 ヤックスドラッグパティオス薬局, 2.ファーマシー営業部, 3.ヤックスドラッグ大和田薬局, 4.北柏薬局, 5.千城台薬局)
【目的】薬局薬剤師による介入は、疑義照会や服薬情報提供書を活用した情報共有を通じて薬物療法の適正化に寄与すると考えられる。本報告では、服薬情報提供書を用いた医療機関間連携を含む薬剤師介入により、処方変更および継続的な薬学的管理につながった1例を報告する。
【方法】社内薬局において、服薬情報提供書活用した薬剤師介入事例のうち処方変更に至った症例について後ろ向きに検討した。対象は外来患者1例とし、併用薬の確認、疑義照会内容、処方変更の経緯およびその後の経過について整理した。
【症例】70歳代女性。腎細胞がんにて治療中。A病院よりタケキャブ®等を含む複数薬剤を内服していた。X年1月、新たにB病院より分子標的薬ヴォトリエント®が処方された。来局時、併用薬をお薬手帳、マイナンバーカードで確認したところ、当該抗がん剤とタケキャブ®との併用により吸収低下の可能性が考えられた。薬剤師は相互作用リスクを評価しB病院に疑義照会を行った結果、タケキャブ®は中止となった。また、処方変更後はA病院へ服薬情報提供書を用いて情報共有を行った。中止後、逆流性食道炎の増悪時にはファモチジン開始予定とされたが、症状増悪は認められなかった。
【考察】本症例では、薬剤師による併用薬確認および相互作用評価に基づく疑義照会により処方変更に至り、薬物療法の適正化に寄与した。また、処方変更後には服薬情報提供書を用いて他院へ情報共有を行うことで、患者の薬物療法に関する情報を医療機関間で共有することができた。タケキャブ®中止後も逆流性食道炎の増悪は認められず、漫然投与の見直しやポリファーマシー是正の観点からも有用であった。服薬情報提供書は処方変更後の継続的な薬学的管理および医療機関間連携を支援する手段として有用であり、薬剤師介入の質向上に寄与する可能性が示された。
【方法】社内薬局において、服薬情報提供書活用した薬剤師介入事例のうち処方変更に至った症例について後ろ向きに検討した。対象は外来患者1例とし、併用薬の確認、疑義照会内容、処方変更の経緯およびその後の経過について整理した。
【症例】70歳代女性。腎細胞がんにて治療中。A病院よりタケキャブ®等を含む複数薬剤を内服していた。X年1月、新たにB病院より分子標的薬ヴォトリエント®が処方された。来局時、併用薬をお薬手帳、マイナンバーカードで確認したところ、当該抗がん剤とタケキャブ®との併用により吸収低下の可能性が考えられた。薬剤師は相互作用リスクを評価しB病院に疑義照会を行った結果、タケキャブ®は中止となった。また、処方変更後はA病院へ服薬情報提供書を用いて情報共有を行った。中止後、逆流性食道炎の増悪時にはファモチジン開始予定とされたが、症状増悪は認められなかった。
【考察】本症例では、薬剤師による併用薬確認および相互作用評価に基づく疑義照会により処方変更に至り、薬物療法の適正化に寄与した。また、処方変更後には服薬情報提供書を用いて他院へ情報共有を行うことで、患者の薬物療法に関する情報を医療機関間で共有することができた。タケキャブ®中止後も逆流性食道炎の増悪は認められず、漫然投与の見直しやポリファーマシー是正の観点からも有用であった。服薬情報提供書は処方変更後の継続的な薬学的管理および医療機関間連携を支援する手段として有用であり、薬剤師介入の質向上に寄与する可能性が示された。
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