講演情報
[P-032-B]かかりつけ薬剤師の服薬フォローアップがCKD患者のポリファーマシー是正に繋がった一症例
家平 亮佑1, 服部 翔2, 金原 健太2 (1.(株)フロンティア フロンティア薬局 木津駅前店, 2.大阪支店)
【目的】ポリファーマシーは、多剤服用による薬物有害事象のリスク増加等の問題につながる状態のことである。薬剤師には薬物療法適正化の支援を行うことが求められており、服薬フォローアップ(FU)は、継続的な薬学管理を行うための有用な手段の一つである。今回、CKD患者に対して薬剤師が介入し、適切な血圧コントロールと減薬に寄与した事例を経験したので報告する。
【症例】アジルサルタン錠とマニジピン塩酸塩錠を含む11種類の薬を服用するCKDの70歳代男性。腎臓内科と泌尿器科を含む複数科を受診しているため、かかりつけ薬剤師の同意を取得(day1)。day87のFUで、収縮期血圧が100mmHgを下回ることが増え、ふらつくことがあると聴取。CKD診療ガイド2024内のCKD患者への降圧目標と推奨降圧薬を参照し、腎臓内科DRへトレーシングレポート(TR)でマニジピン塩酸塩錠の減薬提案を実施。結果、day91の診察時にマニジピン塩酸塩錠と、Hb改善の為クエン酸第一鉄Na錠が中止となった。患者から他に減らせる薬はないか相談があったが、薬剤師の判断で他の薬は継続するように指導した。day140のFUで収縮期血圧は110mmHgで安定、デュタステリド錠開始時(day-700)と比較して夜間頻尿が改善していることを聴取。排尿症状の推移と患者の減薬意向を泌尿器科DRにTRで報告。結果、day182の受診時、デュタステリド錠が中止になり内服薬が8種類となった。その後、血圧の変動や排尿症状の悪化は見られなかった。
【考察】本症例では、FUによって過度な降圧の兆候を早期発見し、適切な血圧コントロールに貢献できたと考える。また、排尿症状の推移と患者の減薬意向をTRで報告したことがデュタステリド錠の減薬につながったと思われる。ポリファーマシーの是正のためには、かかりつけ薬剤師として詳細に患者背景を把握し、医療機関へ情報提供することが有用と思われる。
【症例】アジルサルタン錠とマニジピン塩酸塩錠を含む11種類の薬を服用するCKDの70歳代男性。腎臓内科と泌尿器科を含む複数科を受診しているため、かかりつけ薬剤師の同意を取得(day1)。day87のFUで、収縮期血圧が100mmHgを下回ることが増え、ふらつくことがあると聴取。CKD診療ガイド2024内のCKD患者への降圧目標と推奨降圧薬を参照し、腎臓内科DRへトレーシングレポート(TR)でマニジピン塩酸塩錠の減薬提案を実施。結果、day91の診察時にマニジピン塩酸塩錠と、Hb改善の為クエン酸第一鉄Na錠が中止となった。患者から他に減らせる薬はないか相談があったが、薬剤師の判断で他の薬は継続するように指導した。day140のFUで収縮期血圧は110mmHgで安定、デュタステリド錠開始時(day-700)と比較して夜間頻尿が改善していることを聴取。排尿症状の推移と患者の減薬意向を泌尿器科DRにTRで報告。結果、day182の受診時、デュタステリド錠が中止になり内服薬が8種類となった。その後、血圧の変動や排尿症状の悪化は見られなかった。
【考察】本症例では、FUによって過度な降圧の兆候を早期発見し、適切な血圧コントロールに貢献できたと考える。また、排尿症状の推移と患者の減薬意向をTRで報告したことがデュタステリド錠の減薬につながったと思われる。ポリファーマシーの是正のためには、かかりつけ薬剤師として詳細に患者背景を把握し、医療機関へ情報提供することが有用と思われる。
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