講演情報
[P-036-C]薬剤師による検査値モニタリングに対する患者の意識調査
坂口 泰之1, 加藤 準司2, 爲國 将徳3, 菅原 淳4, 菊地 貞三5 (1.(株)なの花北海道 なの花薬局 静内みゆき店, 2.静内東店, 3.浦河店, 4.道南事業部, 5.母恋店)
【目的】近年、薬物治療の高度化に伴い、薬剤師による薬学的管理の重要性が増している。一方で、自身の検査値を薬剤師に開示することに消極的な患者や、情報の提供を拒む患者も一定数存在しており、十分な薬学的管理を行う上での障壁となっている。そのような患者は薬剤師が検査値をモニタリングする役割を認知していない可能性がある。本研究では、検査値を提供する患者(提供群)、検査値を提供しない患者(未提供群)間での薬剤師が検査値をモニタリングする役割の認知度及び期待度について調査した。
【方法】2026年1月23日から1月29日になの花北海道の26店舗に来局した糖尿病または脂質異常症の患者を対象に、薬剤師が検査値をモニタリングする役割について、便宜的抽出法を用いたアンケート調査を実施。除外基準は代理人、検査値付き処方箋、半年以上の通院歴がない患者とした。薬剤師が検査値をモニタリングする役割を測る設問として「検査値と副作用」「検査値の見方や意味の指導」の2項目を設定し、認知度及び期待度について提供群と未提供群の2群間を単変量ロジスティック回帰分析で比較をした。
【結果】最終解析対象は未提供群160例、提供群45例であった。提供群における各項目の結果は以下の通りである。「検査値と副作用」認知度オッズ比(OR)=1.12(95%信頼区間[CI], 0.56-2.22)、期待度: OR=1.27(CI, 0.64-2.52)。「検査値の見方や意味の指導」認知度: OR=1.42( CI,0.71-2.83)、期待度: OR=1.50(CI, 0.74-3.03)。
【考察】薬剤師が検査値をモニタリングする役割の認知度及び期待度は、両群で大きな差は見られなかったが、提供群ではいずれの項目も高い傾向を示した。特に検査値の具体的な活用方法を提示することが、患者の開示行動への動機付けになる可能性がある。よって、薬剤師が検査値を活用する意義を継続的に啓発することが、薬学的管理を深化させるための臨床的意義を持つと考える。
【方法】2026年1月23日から1月29日になの花北海道の26店舗に来局した糖尿病または脂質異常症の患者を対象に、薬剤師が検査値をモニタリングする役割について、便宜的抽出法を用いたアンケート調査を実施。除外基準は代理人、検査値付き処方箋、半年以上の通院歴がない患者とした。薬剤師が検査値をモニタリングする役割を測る設問として「検査値と副作用」「検査値の見方や意味の指導」の2項目を設定し、認知度及び期待度について提供群と未提供群の2群間を単変量ロジスティック回帰分析で比較をした。
【結果】最終解析対象は未提供群160例、提供群45例であった。提供群における各項目の結果は以下の通りである。「検査値と副作用」認知度オッズ比(OR)=1.12(95%信頼区間[CI], 0.56-2.22)、期待度: OR=1.27(CI, 0.64-2.52)。「検査値の見方や意味の指導」認知度: OR=1.42( CI,0.71-2.83)、期待度: OR=1.50(CI, 0.74-3.03)。
【考察】薬剤師が検査値をモニタリングする役割の認知度及び期待度は、両群で大きな差は見られなかったが、提供群ではいずれの項目も高い傾向を示した。特に検査値の具体的な活用方法を提示することが、患者の開示行動への動機付けになる可能性がある。よって、薬剤師が検査値を活用する意義を継続的に啓発することが、薬学的管理を深化させるための臨床的意義を持つと考える。
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