講演情報
[P-039-C]薬局薬剤師における漢方薬服薬指導の困難感と情報ニーズの特徴
齋藤 貴巳1, 高田 潤2, 永野 悠馬3, 前田 守3, 月岡 良太3, 長谷川 佳孝3, 大石 美也3 (1.アイングループ (株)ファーマシィ みやなが薬局, 2.(株)ファーマシィ, 3.(株)アインホールディングス)
【目的】漢方薬は保険薬局でも日常的に調剤されるが、生薬の組成や証の概念など西洋医学と異なる知識が必要である。そこで本研究では、薬局薬剤師の漢方薬服薬指導における困難感と情報ニーズを調査し、質の高い服薬指導に向けた支援上の課題抽出を目的とした。
【方法】2026年3月26日~4月30日に、当社グループが中四国地方・兵庫県で運営する保険薬局に所属する薬局薬剤師を対象に、社内イントラネットで匿名アンケートを実施した。主な項目は「服薬指導の難しさ(5段階尺度)」「情報収集時の重視度(5段階尺度:7項目)」とし、難しさのスコア4以上を「困難群」、4未満を「非困難群」として群分けした。重視度について群間比較をWelch’s t検定で行うとともに、難しさを目的変数、重視度を説明変数としたロジスティック回帰分析も実施した。有意水準は0.05とした (アイングループ医療研究倫理審査委員会承認番号:AHD-346)。
【結果】69名から回答を得た(困難群31名、非困難群38名)。情報収集時の重視度は、「現場での具体例や体験の紹介(平均±標準偏差、困難群4.23±0.56、非困難群3.63±0.94、p=0.002)」のみ困難群が有意に高かった。ロジスティック回帰分析では、「現場での具体例や体験の紹介(オッズ比4.11(95%信頼区間1.59-10.62)、p=0.004)」「患者説明に分かりやすい表現・イラストあり(1.91(1.02-3.58)、p=0.043)」「最新の情報への更新(0.28(0.11-0.74)、p=0.010)」が有意であった。
【考察】困難群は「具体例や平易な表現等で実践に結びつけやすい情報」を、非困難群は「最新情報」をそれぞれ重視しており、両群で情報ニーズが異なることが示唆された。このことは、困難感の有無によって支援の方向性を変える必要があることを示唆している。したがって、困難群には具体的な症例共有や視覚的な指導資材の整備が、非困難群には最新情報へのアクセス環境の整備がそれぞれ有効と考えられる。
【方法】2026年3月26日~4月30日に、当社グループが中四国地方・兵庫県で運営する保険薬局に所属する薬局薬剤師を対象に、社内イントラネットで匿名アンケートを実施した。主な項目は「服薬指導の難しさ(5段階尺度)」「情報収集時の重視度(5段階尺度:7項目)」とし、難しさのスコア4以上を「困難群」、4未満を「非困難群」として群分けした。重視度について群間比較をWelch’s t検定で行うとともに、難しさを目的変数、重視度を説明変数としたロジスティック回帰分析も実施した。有意水準は0.05とした (アイングループ医療研究倫理審査委員会承認番号:AHD-346)。
【結果】69名から回答を得た(困難群31名、非困難群38名)。情報収集時の重視度は、「現場での具体例や体験の紹介(平均±標準偏差、困難群4.23±0.56、非困難群3.63±0.94、p=0.002)」のみ困難群が有意に高かった。ロジスティック回帰分析では、「現場での具体例や体験の紹介(オッズ比4.11(95%信頼区間1.59-10.62)、p=0.004)」「患者説明に分かりやすい表現・イラストあり(1.91(1.02-3.58)、p=0.043)」「最新の情報への更新(0.28(0.11-0.74)、p=0.010)」が有意であった。
【考察】困難群は「具体例や平易な表現等で実践に結びつけやすい情報」を、非困難群は「最新情報」をそれぞれ重視しており、両群で情報ニーズが異なることが示唆された。このことは、困難感の有無によって支援の方向性を変える必要があることを示唆している。したがって、困難群には具体的な症例共有や視覚的な指導資材の整備が、非困難群には最新情報へのアクセス環境の整備がそれぞれ有効と考えられる。
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