講演情報
[P-040-A]緑内障患者における点眼手技と点眼に関する認識との関連
今井 まりい1, 本澤 龍茉2, 伊藤 将3, 月岡 良太3, 長谷川 佳孝3, 大石 美也3 (1.アイングループ (株)アインファーマシーズ アイン薬局 西28丁目店, 2.札幌孝仁会記念病院店, 3.(株)アインホールディングス)
【目的】緑内障治療において点眼アドヒアランスの維持は重要であるが、適切な点眼手技の実施には疾患や点眼薬に対する患者の認識が関係している可能性がある。そこで本研究では、保険薬局における緑内障患者への指導強化に向けた知見を得るべく、点眼手技と患者認識との関係性を評価した。
【方法】2026年2月16日~4月14日に、アイン薬局西28丁目店に来局した緑内障点眼薬使用患者を対象に匿名アンケートを実施した。調査項目は、(1)回答者背景、(2)点眼手技5項目、(3)点眼に関する認識8項目とし、(2)と(3)については5段階評価(1:当てはまらない~5:当てはまる)で回答を得た。点眼手技5項目と点眼に関する認識8項目のSpearman相関係数(r)を算出し、両者の関係を評価した(有意水準0.05)。なお、多重比較補正にはBenjamini-Hochberg(BH)法によるFDR(False Discovery Rate)補正を行った(アイングループ医療研究倫理審査委員会承認番号:AHD-0322)。
【結果】40名から回答が得られた。自身の緑内障の病型を「分からない」と答えた対象者は28名(70.0%)であった。「点眼薬の種類が多い」と「点眼後に目頭を押さえている」の間(r=ー0.336、BH補正後p=0.03)、および「容器が操作しづらい」と「容器の先端が目に触れないようにしている」の間(r=ー0.331、BH補正後p=0.04)に有意な負の相関が確認された。
【考察】対象者の7割が緑内障の病型を把握しておらず、疾患理解や治療目的の把握が十分でない可能性が推察された。また、点眼薬の種類を多く感じる患者ほど点眼後の鼻涙管圧迫が実施されにくく、容器操作に困難を感じる患者ほど容器先端が目に触れやすい可能性が示唆された。これらのことから、薬局薬剤師が患者の疾患・治療目的の説明や継続的な手技指導、補助具の提案などを行うことで、患者が適切な点眼手技を継続できるよう支援することが重要と考えられる。
【方法】2026年2月16日~4月14日に、アイン薬局西28丁目店に来局した緑内障点眼薬使用患者を対象に匿名アンケートを実施した。調査項目は、(1)回答者背景、(2)点眼手技5項目、(3)点眼に関する認識8項目とし、(2)と(3)については5段階評価(1:当てはまらない~5:当てはまる)で回答を得た。点眼手技5項目と点眼に関する認識8項目のSpearman相関係数(r)を算出し、両者の関係を評価した(有意水準0.05)。なお、多重比較補正にはBenjamini-Hochberg(BH)法によるFDR(False Discovery Rate)補正を行った(アイングループ医療研究倫理審査委員会承認番号:AHD-0322)。
【結果】40名から回答が得られた。自身の緑内障の病型を「分からない」と答えた対象者は28名(70.0%)であった。「点眼薬の種類が多い」と「点眼後に目頭を押さえている」の間(r=ー0.336、BH補正後p=0.03)、および「容器が操作しづらい」と「容器の先端が目に触れないようにしている」の間(r=ー0.331、BH補正後p=0.04)に有意な負の相関が確認された。
【考察】対象者の7割が緑内障の病型を把握しておらず、疾患理解や治療目的の把握が十分でない可能性が推察された。また、点眼薬の種類を多く感じる患者ほど点眼後の鼻涙管圧迫が実施されにくく、容器操作に困難を感じる患者ほど容器先端が目に触れやすい可能性が示唆された。これらのことから、薬局薬剤師が患者の疾患・治療目的の説明や継続的な手技指導、補助具の提案などを行うことで、患者が適切な点眼手技を継続できるよう支援することが重要と考えられる。
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